編集後記
今回の理事長の述べられた環境問題の多様さは大きな問題を投げかけている。これまで自分がやってきたことが環境問題であると考えていた研究者に,何が環境問題かを問うていることである。これからの議論が注目される。私がニュース編集の仕事で楽しかったのは南極からの便りである。他にも南極からの便りを楽しみにしてきた読者も多いと思う。これが終わるのが残念である。これからも外国に居る研究者からの便りが欲しい。さらに研究業務で体験した興味ある出来事も知りたい。研究者だけでなく,研究を支援している業務の方々の意見も聞きたい。さらに一般読者からの情報も聞きたい。各地から地球温暖化で変わったことが起きている報告も聞きたい。新しいリサイクルの考え方も聞きたい。研究報告とは違うニュースが欲しい。環境情報とはこんなものだと思う。
(Y.A.)
目次
- 環境研究への期待を受けて【巻頭言】
- ディーゼルナノ粒子曝露実験のための吸入装置の検討【シリーズ重点研究プログラム: 「環境リスク研究プログラム」 から】
- ライダーネットワークによる黄砂観測 −モンゴル編−【研究ノート】
- 大気中超微小粒子(ナノ粒子)と心疾患【環境問題基礎知識】
- 南極レポート(第6回:「越冬交代」)(2008年度 27巻1号)【海外調査研究日誌】
- 「第23回全国環境研究所交流シンポジウム」報告
- 「第27回地方環境研究所と国立環境研究所との協力に関する検討会」 報告
- 平成20年度の地方公共団体環境研究機関等と国立環境研究所との共同研究課題について
- 独立行政法人国立環境研究所公開シンポジウム2008 『温暖化に立ち向かう−低炭素・循環型社会をめざして−』
- 木に名札をつけました
- 新刊紹介
- 表彰
- 人事異動
- 新着情報メール配信サービス開始のお知らせ
- 国立環境研究所ニュース27巻1号