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「科学技術週間に伴う一般公開」の開催報告

一般公開実行委員会事務局

 4月21日(土),国立環境研究所のつくばメインキャンパスにて科学技術週間に伴う一般公開を行いました。

 今回は,来所者が研究者と直接対話をもち,環境問題や私たちの研究活動に理解を深めていただくことを目的として,サイエンスカフェ様式の環境講座を8件開催しました。また,リラックスした気分で講座に参加していただけるよう,会場ではコーヒーとお茶の無料サービスを行い,落ち着いた雰囲気の中で,双方向対話を楽しめるよう大ホールの講演会というよりは少人数の講座をイメージし,様々な分野の環境講座を用意しました。参加いただいた方からは「素朴な質問に対して楽しく解説してもらった」「今後もこのような講座を続けて欲しい」などの好意的なご意見をいただきました。

 また,アジアの環境,循環型社会,地球温暖化,環境リスクに関するパネルや研究機材を展示するコーナーも設けました。ここでも研究者と参加者との双方向的な会話が多く見られました。展示会場でも「研究者に質問がしやすかった」「とても丁寧に対応してもらった」などのご意見をいただき,研究者,スタッフ一同とても嬉しく思っております。

 地球温暖化研究棟では自転車をこいで発電することで,電気を作り出すことがいかに大変かを体験していただきました。屋外では,高所作業車を使い高さ10mの所からサーモグラフィーで地表の温度分布を観察する体験イベントを実施いたしました。高所からの観察で,建物や道路,木々に至るまで様々な場所の温度分布の違いがはっきりとわかり興味深かったと,参加者から好評を得ました。また,毎年国立環境研究所の一般公開で人気者だった電気自動車ルシオールの試乗は今回で最後となり,多くのファンの方にご乗車いただきました。

 今後,アンケート結果を参考にして,環境研究活動やその成果をよりわかりやすく伝えるため,さらなる工夫をしていきたいと思っております。

 国立環境研究所のつくばメインキャンパスにて科学技術週間に伴う一般公開の様子