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表彰

受賞者氏名:安原昭夫 他2名
受賞年月日:平成13年5月24日
賞の名称:日本環境化学会「第8回環境化学論文賞」
受賞対象:廃棄物埋立処分場におけるホウ素の収支
受賞者からひとこと:
 日本環境化学会の機関誌(論文誌)「環境化学」に掲載された論文の中で上記論文が優秀であると判断され,表彰されたものです。この研究は平成12年度で終了した特別研究「廃棄物埋立処分における有害物質の挙動解明に関する研究」のひとつとして,吉永淳東京大学助教授(もと国立環境研究所主任研究員)が中心となり,廃棄物埋立処分場の浸出水中へのホウ素の溶出挙動を詳しく解明した研究で,関係者一同での共同受賞です。従来いろいろと推測されていながら詳細は不明であった廃棄物中のホウ素の存在形態と含有量の関係,水への溶出挙動などが明らかにされました。本研究は原子力研究所および地方自治体研究機関の研究者による協力のもとに行われました。ここに厚く御礼申し上げます。

受賞者氏名:安原昭夫
受賞年月日:平成13年5月24日
賞の名称:日本環境化学会「第10回環境化学功績賞」
受賞対象:廃棄物処理過程における有機成分の挙動に関する研究
受賞者からひとこと:
 日本環境化学会から廃棄物の焼却処理及び埋め立て処分における化学物質の挙動解明に関する研究で第10回環境化学功績賞を授与されました。ダイオキシン類による環境汚染では立川涼名誉教授や宮田秀明教授がすでに環境化学功績賞を受賞されていますが,廃棄物分野での表彰は初めてです。国立公害研究所時代の終わり頃から,有機塩素化合物の熱分解実験,燃焼実験に取り組み,平成2年の国立環境研究所改組で地域環境研究グループ有害廃棄物対策研究チームに参加してからは廃棄物における化学物質問題に取り組み,今日に至りました。廃棄物問題全体の中では,当初は小さな部分を占めていた化学物質問題が最近ではダイオキシン問題をはじめ,大きな関心を集める状況となりました。この発展の中でいくらかでも社会に貢献できたことは大きな喜びです。これも当研究所で行われた特別研究の構成員・準構成員の方々及び地方自治体研究機関の多くの研究者の協力の結果であり,この場を借りまして厚く御礼申し上げます。

人事異動

(平成13年7月1日付)
今田 長英 転任 環境情報センター長(環境省環境管理局総務課ダイオキシン対策官)
高橋 進 出向 環境省大臣官房付(環境情報センター長)