独立行政法人国立環境研究所設立記念式典等の開催について
安田 直人
去る5月30日,国立環境研究所が独立行政法人として新たに出発したことを記念して,設立記念式典が国立環境研究所大山記念ホールで開催された。また,整備を進めていた「環境ホルモン総合研究棟」及び「地球温暖化研究棟」が本年3月に竣工したことから,併せて両棟の竣工記念式典が行われた。
雨模様のあいにくの天気であったが,国会関係,環境省,関係研究機関,地方公共団体等から100名近くの来賓を迎え式典が開催された。
第一部,設立記念式典では,合志理事長からの主催者挨拶に続き,来賓を代表して,川口順子環境大臣,真鍋賢二元国務大臣環境庁長官,石井道子元国務大臣環境庁長官,近藤次郎前国立環境研究所評議委員会委員長から祝辞をいただいた。その後,西岡理事より,独立行政法人となった国立環境研究所における活動の紹介が行われた。
第二部,環境ホルモン総合研究棟及び地球温暖化研究棟竣工披露式典では,引き続き大山記念ホールにおいて,浜田理事による環境ホルモン総合研究棟と地球温暖化研究棟の紹介,両棟の建築,設計を行った方への感謝状の贈呈,森田統括研究官による環境ホルモン総合研究棟での研究の紹介,井上地球環境研究センター総括研究管理官による地球温暖化研究棟での研究の紹介が行われた。その後,両棟へ移動し,環境ホルモン総合研究棟,地球温暖化研究棟の順でテープカットと施設内覧を行った。
第三部では,再び会場を大山記念ホールに戻し,記念祝賀会が開催され,今後の環境研究等について,活発な意見交換が行われた。
国立環境研究所では,独立した組織である独立行政法人として,柔軟な運営による質の高い研究活動を効果的,効率的に実施していくことを目指しており,今後とも御指導・御鞭撻をお願いしたい。
目次
- 研究の効率性
- 人工衛星からの成層圏オゾン層変動モニタリングとその機構解明シリーズ重点特別研究プロジェクト:「成層圏オゾン層変動のモニタリングと機構解明プロジェクト」から
- 内分泌かく乱化学物質等のリスク評価と管理のための環境モデルとシステム開発に関する研究シリーズ重点特別研究プロジェクト:「内分泌かく乱化学物質及びダイオキシン類のリスク評価と管理プロジェクト」から
- カタログ燃費と実用燃費−運転の仕方によって燃費はどれくらい変わるのだろうか?研究ノート
- オゾンとオゾン層についての基礎知識環境問題基礎知識
- 環境研究のフロントとしての国立環境研究所論評
- 「国立環境研究所友の会」への入会御案内〜ちょっと気になる環境問題がもっと身近に〜
- 新刊紹介
- 表彰・人事異動
- 編集後記