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2021年3月30日

第5期中長期計画における福島支部の取り組み3
原子力災害からの環境回復に向けて

コラム3

 被災地の環境回復を促進するための取り組みとして1放射性物質に汚染された廃棄物の処理や地域バイオマスの利用技術の開発に関する研究、および2原子力災害地域の里地・里山や河川における生物圏の環境管理に関する研究を中心に計画を進めていきます(第4期中長期計画の枠組みは環境儀No.58を参照)。
 

 1では、除去土壌の有効利用技術の社会実装支援と県外最終処分に向けたシナリオ提案、バイオマスの利用シナリオの提案、および国内の原子力発電所を対象とした汚染廃棄物処理計画の作成などを目標に研究する予定です。

 2では、山菜・キノコの採取作業や摂食による放射線被ばく線量を低減するための技術評価、河川の除染を想定した淡水魚の放射能汚染の低減予測、さらには避難指示区域を中心とする生態系サービス管理を予測するモデルの開発などを目標に研究します。

原子力災害からの環境回復に関する研究の枠組みの図
図2 原子力災害からの環境回復に関する研究の枠組み

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