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2017年12月28日

国立環境研究所における
「オゾン等大気汚染物質に対する植物の応答に関与する遺伝子とその機能に関する研究」のあゆみ

国立環境研究所では、オゾンを始めとする大気汚染物質に対する植物の応答に関する研究を行っています。 ここでは、その中から、遺伝子レベルの研究に関するものについて、そのあゆみを紹介します。

年度 課題名
1990 ~ 1995 新しい植物実験系開発のための基盤技術に関する研究*1
1991 ~ 1995 環境保全のためのバイオテクノロジーの活用とその環境影響評価に関する研究
1996 ~ 2002 植物の環境応答と形態形成の相互調節ネットワークの解明に関する研究*1
2004 ~ 2006 トキシコゲノミクスを利用した環境汚染物質の健康・生物影響評価法の開発に関する研究
2004 ~ 2006 マイクロアレイによる遺伝子発現パターンを指標とした環境影響モニタリング手法の開発*2
2006 ~ 2008 水稲葉枯症の発症要因の究明と軽減対策技術の開発*3
2008 ~ 2010 気温とオゾン濃度上昇が水稲の生産性におよぼす複合影響と適応方策に関する研究*4
2010 ~ 2012 遺伝子発現プロファイルに基づく植物のストレス診断と水稲葉枯症の原因究明*2
2014 ~ 2016 植物のオゾン応答における光呼吸の役割の解明*2
2014 ~ 2016 オゾンによるイネの不稔誘導遺伝子座の同定と新たな収量低下機構の解明*2
2016 ~ 2020
(予定)
広域環境変動に関する生物・生態系応答機構解明と適応戦略

*1 科学技術庁 科学技術振興調整費(分担)
*2 文部科学省(日本学術振興会)科学研究費補助金(代表)
*3 環境省 地球環境等保全試験研究費(分担)
*4 環境省 地球環境研究総合推進費(分担)

本号で紹介した研究は、以下の機関、スタッフにより実施されました(所属は当時、敬称略、順不同)。

研究担当者

  • 国立環境研究所
    佐治光、玉置雅紀、青野光子、中嶋信美、久保明弘、佐野友春,戸部和夫、清水英幸、近藤矩朗、佐治章子、Srinivas Bathula、澤田寛子、塚原啓太、小川大輔、神名麻智、吉田征司、松山 崇、浅井尚子
  • 産業技術総合開発機構
    高木優、永利友佳理
  • 筑波大学
    鎌田博
  • 茨城大学
    朝山宗彦