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2011年12月1日

気候変動COP17/CMP7 ~南アフリカ・ダーバンから

 気候変動枠組条約第17回締約国会議及び第7回京都議定書締約国会合(COP17/CMP7)は、11月28日(月)から2週間にわたって南アフリカのダーバンで開催されています。

 COP17/CMP7の本会議や作業部会等はダーバン国際会議場で開催され、サイドイベントや展示ブースには同じ敷地内にある展示センターが使用されています。

 国立環境研究所(NIES)は、会議期間の第一週に展示センター内にブースを開設し、会場を訪れる各国の政府代表団やNGO、メディア等に対して広報活動をするほか、12月2日(金)にはアジアの低炭素社会構築に関するサイドイベントを開催することとしています。

 展示ブースでは、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)によって得られた最新の温室効果ガス観測データや観測画像、スーパーコンピュータを用いた気候変動予測の結果など地球温暖化関連の研究を中心にNIESの研究活動を紹介しています。設置した2台のモニターに研究成果の画像を映すほか、NIESに関する資料を集めたコンパクトディスクを来場者に配布しています。

 南半球はこれから夏本番を迎える季節です。インド洋に面した海岸の街ダーバンは温暖な気候を魅力とする観光地でもあります。COP17/CMP7期間中は世界各国から関係者が多く訪れており、会場の熱気はますます高まっています。

 地球の温暖化への対応策を議論する政府間会議の傍らで、研究機関としてNIESがどのような貢献をしているのか、世界からきた人たちの熱い視線に応えるべくお伝えしています。

写真:国立環境研究所の展示ブースの様子