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2009年12月25日

都市大気環境中における微小粒子・二次生成物質の影響評価と予測(特別研究)
平成18〜20年度

国立環境研究所特別研究報告 SR-91-2009

表紙
SR-91-2009 [4.8MB]

 直径が数µm以下の微小な粒子状物質(PM)は、人の健康に及ぼす影響が大きいため、大気環境を保全する上で重要な物質として、2009年度にはわが国のPM2.5(直径2.5mm以下の微小粒子)の環境基準が設定されました。近年、工場などの固定発生源におけるダイオキシン対策やディーゼル車に対する排出ガス規制の強化により、都市の大気環境に大きな影響を及ぼしていたばいじんやディーゼル車からの粒子は減少する傾向にありますが、その一方で、窒素酸化物(NOx)や揮発性の有機物質(VOC)等のガス状物質から光化学反応で生成される二次粒子の影響が高まる傾向があります。しかし、二次粒子の発生、分布、健康影響などは、十分解明されてはおりません。この研究では、最新のディーゼル車の排出ガス評価、フィールド調査に基づいた二次有機粒子や生物起源粒子の挙動や寄与の推定、疫学的な見地からの大都市域およびその周辺地域でのPMへの曝露と死亡リスクとの関連性などに関する一連の研究を行いました。本研究報告書がPMの大気環境影響の研究の新たな取り組みの一歩になれば幸いです。

(大気圏環境研究領域 小林 伸治(H22.3 退職)、今村 隆史)

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