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2003年11月28日

大気中微小粒子状物質(PM2.5)・ディーゼル排気粒子(DEP)等の大気中粒子状物質の動態解明と影響評価プロジェクト(中間報告)
平成13〜14年度

国立環境研究所特別研究報告 SR-59-2003

要約

表紙
SR-59-2003 [3.2MB]

 PM2.5やDEPを中心とした粒子状物質による大気汚染の動態解明と健康影響評価の研究を実施している。本報告書では,二年間の研究成果を中間的にとりまとめた。『排出と環境動態の把握』ではリアルワールドの発生量把握に焦点を当て,シャシーダイナモ実験,車載計測,トンネル・沿道調査などの手法を組み合わせ,主にディーゼル車からの排出特性を調べた。また,都市・広域・沿道における粒子状物質の立体分布をフィールド観測や風洞実験により明らかにした。

 『計測法の検討』では,特に沿道で,その寄与が大きい炭素状物質の測定手法の検討をし,熱分離による測定システムを検討した。『健康影響の評価』では,病態モデル動物を用いた実験などを行い,呼吸器・循環器系に対する影響について検討した。これとともに毒性スクリーニング手法,毒性物質の解析を行った。『曝露量評価』では自動車交通量モデルを開発し,大気汚染濃度分布を推計した。さらに,人の行動を加味した曝露評価モデルを用いることにより,当該地域に居住する人に対する曝露量に及ぼす影響を評価した。

〔担当者連絡先〕
独立行政法人国立環境研究所
大気中微小粒子状物質(PM2.5)・ディーゼル排気粒子(DEP)等の
大気中粒子状物質の動態解明と影響評価プロジェクトグループ
 若松 伸司
Tel.029-850-2890, Fax.029-850-2569

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