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大気・海洋モニタリングに関わる基礎研究(令和 7年度)
Fundamental studies for contributing atmospheric and oceanic monitoring

研究課題コード
2125AV010
開始/終了年度
2021~2025年
キーワード(日本語)
炭素循環,二酸化炭素,生物ポンプ,温室効果ガス,モニタリング
キーワード(英語)
carbon cycle,carbon dioxide,biological pump,greenhouse gas,monitoring

研究概要

大気・海洋モニタリング推進室が維持管理を行う観測プラットフォームの活用ならびに観測強化を図る先見的・先端的な基礎研究に取り組む。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

地球規模の炭素循環変化を把握するため、以下の研究を実施する。
・太平洋域における海洋表層の炭素循環把握に重点を置くCGERの船舶モニタリングの観測網強化を目指し、観測の少ない南大洋を対象とした現場・衛星観測と数値実験を組み合わせ、南半球の大気-海洋-雪氷-生態系からなる相互作用と物質循環の役割、北半球および中低緯度とのテレコネクション、および過去数十年から現在に至るその変動の実態解明に取り組む。
特に海洋熱波や氷床底面融解といった近年顕在化している現象に着目し、海洋炭素循環の起点となる植物プランクトン群集組成と環境データの関係を衛星観測と現場観測に基づいて長期的観点と短期的観点の両方から明らかにする。

今年度の研究概要

2025年度は中低緯度から極域における植物プランクトンを主とする低次生態系の過去数十年から現在に至るまでの変動とその要因を明らかにするための現場観測・衛星観測・モデルシミュレーションのデータ解析を実施する。
海洋熱波検出に制限があった氷縁付近のデータセットの再検討を含め、氷縁域での海洋熱波検出に注力する。
また観測船に乗船し、各種現場データを取得する。

外部との連携

国立極地研究所、北海道大学、佐賀大学、タスマニア大学

課題代表者

永島 達也

  • 地球システム領域
  • 副領域長
  • 博士(理学)
  • 物理学,コンピュータ科学,地学
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担当者