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2015年2月28日

表彰

日本免疫毒性学会第21回学術大会年会賞

  • 受賞者:
    小池英子、柳澤利枝、TIN-TIN-WIN-SHWE
  • 受賞対象:
    ビスフェノールAの経気道曝露がアレルギー性気道炎症モデルマウスの免疫系および神経系に及ぼす影響(第21回日本免疫毒性学会学術年会予稿集, 66, 2014)
  • 受賞者からひとこと:
    本研究では、樹脂原料としてプラスチック製品等に使用されているビスフェノールAの若齢期曝露が、肺局所および所属リンパ節における免疫反応の亢進を介してアレルギー性気道炎症を増悪すること、さらに学習能力の低下など中枢神経系にも影響を及ぼす可能性を示しました。研究室での取り組みが評価され、大変嬉しく思っております。今後も、小児・次世代を考慮した環境化学物質の健康影響について、多角的な視点での解析を行っていきたいと考えております。

2014年度個体群生態学会奨励賞

  • 受賞者:
    横溝裕行
  • 受賞対象:
    最適保全戦略理論の展開に関する一連の研究
  • 受賞者からひとこと:
    数理モデルを用いて最適戦略理論を変動環境下における保全管理の問題に適用して、保全管理政策における新たな見方を提示した点を評価していただきました。また、保全管理の上で重要であるが取扱いが難しい不確実性を取り入れた理論を展開してきたことや、これまで見過ごされてきた管理にかかるコストを明示的に数理モデルに取り入れるなど、普遍的で重要であるにもかかわらず看過されてきた扱いにくい問題に挑戦しているという点も評価していただきました。今後も理論の発展とその適用により保全管理に貢献していきたいと考えています。

2014年度日本気象学会正野賞

  • 受賞者:
    塩竈秀夫
  • 受賞対象:
    過去の気候変化の要因推定と気候将来予測の不確実性に関する研究
  • 受賞者からひとこと:
    人間活動による温室効果ガスやエアロゾルの排出によって、過去にどれだけ気候が変化してきたかを評価すること、さらに将来変化を予測の不確実性を分析・低減することは、気候変動への対策を考える上で非常に重要です。私は、全球気候モデルを用いた数値実験と観測データの解析に基づいて、過去の気候変化の要因推定と、将来予測の不確実性に関する研究を行ってきました。今後とも研究を発展させ、社会に還元していきたいとの思いを新たにしています。

2014年度日本気象学会山本賞

  • 受賞者:
    釜江陽一
  • 受賞対象:
    二酸化炭素濃度上昇に対する対流圏調節過程とその気候変化への寄与に関する研究
  • 受賞者からひとこと:
    複雑な地球気候システムで起きている気候の変動メカニズムを解明するために、大気中二酸化炭素濃度の上昇によって、対流圏の雲や気温にどんな変化が生じるかを調査した研究です。一般的に、地上気温が上昇するに従って進行する「フィードバック」とは別に、直接的な応答として起こる「対流圏調節」のメカニズムを明らかにし、進みゆく気候変化に果たす役割が大きいことを解明しました。専門的な研究ではありますが、二酸化炭素を含む外部強制因子に対する、地球気候システムの応答メカニズムの系統的な理解を進めていく上での重要な成果として評価していただきました。今回の受賞を励みに、今後も気候感度の不確実性低減化に資する研究を進めていければと思います。

The Award in Recognition of OVER TWO DECADES OF CONTINUOUS CONTRIBUTION TO THE SCIENCE AND APPLICATION OF UHI COUNTERMEASURES

  • 受賞者:
    一ノ瀬俊明、平野勇二郎
  • 受賞対象:
    Third International Conference on Countermeasures to Urban Heat Island
  • 受賞者からひとこと:
    私たちは90年代初頭からヒートアイランド対策の研究をはじめ、2000年代の前半から環境省等日本政府の関連政策作りに直接参画してきました。このたび、ヒートアイランド対策国際会議において、20年以上にわたる継続的な科学と応用への貢献を高く評価され、日本代表団20名が表彰されました。このメンバーに加えていただけたことを光栄に思います。ありがとうございました。

第20回「野生生物と社会」学会優秀ポスター賞

  • 受賞者:
    今井葉子
  • 受賞対象:
    社会的規範が市民の環境保全行動に及ぼす影響:Webアンケートを用いた分析(第20回「野生生物と社会」学会犬山大会講演要旨集, 49-50, 2014)
  • 受賞者からひとこと:
    本研究は国立環境研究所 生物・生態系環境研究センターの「自然科学と人文・社会科学との連携研究」の一環で実施されました。生物多様性に配慮した行動の推進には、一般市民の認知と行動の関係性を明らかにすることや、行動に影響する要因の整理が重要となります。ポスターでは、2011年に行った全国の一般市民を対象に実施したWebアンケートの結果の一部を報告しました。4994件のデータを用い、社会心理学の分野で用いられる意思決定プロセスの観点から検討した結果、「行動意図」には「社会的規範」の影響が強く、「社会的規範」の醸成には「幼少期の自然環境の多様さ」がその他の要因(年齢や居住地の環境)よりも強く影響する可能性が示されました。今後も環境問題に対する市民活動の支援に資する調査・研究を進めて参りたいと思います。

Presentation Award for Young Researchers (IWA the international water association)

  • 受賞者:
    尾形有香
  • 受賞対象:
    Evaluation of Treatment Performance of a Pilot-scale Constructed Wetland treating Waste Landfill Leachate in Thailand (9th IWA International Symposium on Waste Management Problems in Agro-Industries, Abstracts, I, 407-413, 2014)
  • 受賞者からひとこと:
    本研究は、タイ王国のカセサート大学とともに、タイ王国の実廃棄物埋立地に、パイロットスケールの人工湿地を設置し、現地の廃棄物埋立地浸出水の処理への適用性の評価を行ったものです。従来、人工湿地は、生活排水等の水質浄化に用いられてきたのですが、本研究では、蒸発散による水量削減効果にも着眼し、埋立地浸出水の水質を浄化すると同時に水量を削減可能なシステムの構築に取り組んでおります。本報告では、運転方式や雨季・乾季の季節が、人工湿地による水量削減・水質浄化能に及ぼす影響について評価しました。引き続き、研究を推進し、東南アジア諸国の埋立地管理の向上に貢献したいと思っております。

日本リスク研究学会大会優秀発表賞

  • 受賞者:
    佐野和美
  • 受賞対象:
    情報源と信頼度からみるリスクコミュニケーションの課題(日本リスク研究学会第27回年次大会予稿集, 27, 2014)
  • 受賞者からひとこと:
    情報源としての価値を高めるためにはどうしたらよいかを考える目的で、情報源の利用度、信頼度、印象を調査したアンケート調査の結果を紹介しています。近年は、テレビやSNS、インターネットなどが情報源として利用される頻度が増していますが、信頼度はそれほど高くありません。むしろ、新聞や自治体の広報誌など、古典的な手法で、公正であると判断される媒体の信頼度が高くなっています。また、専門機関や専門家、行政の情報は、利用度そのものは低いものの、信頼度は比較的高くなっています。しかしながら、正確で科学的に正しい情報であっても利用してもらえなければ意味がありません。情報の利用頻度を上げていく取り組みが求められています。引き続き、正確で科学的な情報の信頼されうる発信源としての役割、情報発信の効果的な方法について考えていきたいと思います。

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