編集後記
大通りのゆりのき並木も黄葉が過ぎ,枯れ葉が寒風で飛ばされて,本格的な冬の到来を感じます。
近頃,地球環境への配慮かメタボ対策かは分かりませんが,国立環境研究所でも自転車通勤が増えてきました。その人たちにはこれから厳しい季節になります。私はといえば,何度も自転車通勤にしたいと思いつつ,すでに来春の目標に棚上げしてしまいました。
さて,今号は期せずして筑波山をフィールドにした【研究ノート】と【調査研究日誌】が重なりました。後者は,これまで【海外調査研究日誌】として,国外でのフィールド調査を紹介してきたものですが,これからは国内外を問わずに,様々な研究者から現場ならではの経験などを紹介してもらうこととしました。いかがでしたでしょうか。
これからも誌面の見直しをしながら,読みやすく興味深い話題を提供していくべく,努力したいと思います。
(K.T.)
目次
- 独立行政法人の国立環境研究所への戸惑い【巻頭言】
- 河川の汚染状況をバイオアッセイで調査する −中核研究プロジェクト1 「化学物質曝露に関する複合的要因の総合解析による曝露評価」 から−【シリーズ重点研究プログラム: 「環境リスク研究プログラム」 から】
- 森林から窒素が流れ出す −筑波山の窒素飽和−【研究ノート】
- 酵母アッセイで環境を測る −環境試料や化学物質からの受容体作用の検出−【環境問題基礎知識】
- お天気任せの日々 −筑波山における渓流水質調査のご紹介−【調査研究日誌】
- 第5回日韓中三ヵ国環境研究機関長会合(TPM5)の開催について【研究所行事紹介】
- 斉藤鉄夫環境大臣ご視察
- 新刊紹介
- 国立環境研究所ニュース27巻5号