編集後記
今夏は,列島中,病源性大腸菌「O-157」の猛威に脅えました。報道によれば,8月半ばの段階で,O-157の感染は,46都道府県に及び,発症者の累計は9400人を超えています。厚生省をはじめ,食品,医療関連に携わる方々は,大変ご苦労をされていることと思います。我々が日頃お付き合いをお願いしている環境関連の自治体,民間の方々にも,様々な形で影響が大きいと聞きます。秋になり,涼しくなるとともに沈静化が期待されますが,まだまだ,油断は禁物でしょう。
今後,投稿欄を設け,読者の皆様のご意見を頂くことになりました。掲載の基準や,回答の必要性など,いろいろと編集上の問題点が予想され,編集担当者の間には慎重論もありましたが,長い議論の末に,やはり,謙虚に皆様方のご意見に耳を傾けようということになりました。今号の「投稿募集」にご投稿いただく際の手引きを示しました。皆様が,活発にご投稿下さることを願っています。(K.K)
目次
- 環境研究および国立環境研究所のあり方
- 就任のご挨拶-二段目ロケットへの点火-
- 環境リスク研究再考−新たな推進に向けて−
- 赤潮プランクトンの生態モデル研究ノート
- 平成8年度環境庁の地球環境研究総合推進費による研究課題について(国立環境研究所における実施状況)
- 平成8年度地球環境研究総合推進費研究課題一覧(国立環境研究所環境研究所関係実施分のみ)
- 地球温暖化対策の経済への影響~炭素税の導入とその税収の使途が経済に及ぼす影響~研究ノート
- オゾン層と極渦破壊環境問題豆知識
- 騒音と不眠環境問題豆知識
- 投稿募集
- 酸性雨国際シンポジウム(International Symposium on Acidic Deposition and its Impacts)
- 表彰
- 人事異動