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2013年4月30日

「国立環境研究所におけるスペシメンバンキングに関する研究」のあゆみ

国立環境研究所では、環境計測の研究を行ってきました。
ここでは、その中から、スペシメンバンキングに関するものについて、その歩みを紹介します。

課題名

環境試料による汚染の長期モニタリング手法に関する研究(1980~1982年度)
環境汚染の長期的変動を監視するためのモニタリング手法の確立を目指して、試料の代表性に関する検討、バックグラウンド地域におけるモニタリング手法の検討や高感度な分析手法の開発とあわせて、採取試料の長期保存方法に関する研究を進めました。

課題名

バックグラウンド地域における環境汚染物質の長期モニタリング手法の研究(1983~1987年度)
高感度な分析手法の開発を進めるとともに、バックグラウンド地域としての摩周湖等を舞台とする汚染の長期的なモニタリング、二枚貝を使った全国沿岸域の汚染調査や、環境試料の保存を行ないました。

課題名

スペシメンバンキングによる環境の時系列変化の保存ならびに復元に関する研究(1990~1994年度、1995~1999年度)
二枚貝を中心とした環境試料の収集を継続するとともに、蓄積された汚染物質の分析法の開発と保存条件に関する研究を進めました。

課題名

環境試料タイムカプセル化事業(2002~2010年度、2011年度~)
広域的な汚染把握と希少生物保全の二つの観点から環境に対する人為的なインパクトの把握をめざし、こうした環境変化を記録する試料を知的基盤として系統的に蓄積していくことを目的として事業を推進しています。


これらの事業、プロジェクト、研究は以下のスタッフ組織によって実施されています(所属は当時、敬称略)

研究・事業担当者(過去の課題の中のスペシメンバンキング担当者を含む)

  • 国立環境研究所
    不破敬一郎、安部喜也、安原昭夫、横内陽子、森田昌敏、相馬光之、瀬山春彦、植弘崇嗣、柴田康行、田中 敦、吉永 淳、堀口敏宏、田辺 潔、向井人史、白石寛明、武内章記 ほか
  • 所外研究者
    岡本 拓、白根義治(広島県)、故尾崎邦雄(新潟県)、 門上希和夫(北九州市)、神 和夫(北海道)、山岸達典(東京都)、下地邦輝(沖縄県)、河野裕美(東海大)、杉森文夫(山階鳥研)、田中博之(遠洋水研)ほか