- 予算区分
- BH 環境-石油特会
- 研究課題コード
- 1515BH001
- 開始/終了年度
- 2015~2015年
- キーワード(日本語)
- MRV
- キーワード(英語)
- MRV
研究概要
JCMを実施するインドネシアにおいて、面的な広がりをもった低炭素社会を先導する実験的な事業地区・都市を設定し、当該地区・都市の温室効果ガスの排出計測システムを整備することにより、その地域特性を活かした低炭素促進支援システムの設計、提案を行うとともに、実際に低炭素促進支援システムの導入業務を実施し、その効果を把握する。さらに、低炭素促進支援システムの導入による二酸化炭素等の削減効果をGOSAT-2を用いて把握検証するMRV手法の確立を目指すことを目的としている。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
?26年度事業で開発・設置したエネルギー消費量計測・集約・共有装置を利用して、年間を通してのエネルギー消費データを収集・分析して、エネルギー消費特性を把握し、測定対象に対する効果的な削減策を抽出する。加えて、?設置ポイント数を増加することにより、面的に拡大推計する際の信頼性向上に繋げるとともに、?削減効果の検証と、拡大推計のための理論的検討を行うことが本業務の目的である。
今年度の研究概要
都市型及び産業型の26年度に設置した装置の継続的な運用やデータ収集については、契約締結後速やかに実施する。国際的連携体制は、26年度に構築した体制を極力継続することで、業務を円滑に遂行するとともに、必要に応じて体制を強化する。計測システムの改良は、装置設置のタイミングを勘案して実施する。また、新規に設置する装置の計測対象とモニタリングポイントの選定については、関係機関との調整及び検討を速やかに開始する。その際に、設置候補場所の下見を実施し、設置計画の立案や設置作業が円滑に進むような準備を行う。新規に設置する計測装置については、設置後からデータの取得が円滑に進むよう、保守やサポート体制を整えて実施する。低炭素効果評価手法の検証・改良業務については、関係各機関と連携して、速やかに必要なデータ収集を行う。ある程度まとまった期間のモニタリングデータの分析から得られる知見を活用しながら、低炭素効果の推計を実施するとともに、手法の改良にむけた作業を実施する。
外部との連携
インドネシア ボゴール農科大学、インドネシア バンドン工科大学、IGES
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