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LCを用いた環境試料や生体試料中の難揮発性物質や熱分解性物質の分析に関する研究(平成 21年度)
LC analysis of heat-labile compounds and of non-volatile compounds in environmental samples including biological samples

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0911AE004
開始/終了年度
2009~2011年
キーワード(日本語)
LC/MS,難揮発性物質,熱分解性物質,医薬品,農薬
キーワード(英語)
Liquid chromatography/mass spectrometry, Non-volatile compounds, Heat-labile compounds, Pharmaceuticals, Pesticides

研究概要

環境中に存在する化学物質には、難揮発性や熱分解性のものも多数ある。このため、近年液体クロマトグラフィー/質量分析(LC/MS)の重要性が増している。本研究は、GC/MSで測定が困難なこれらの環境中の化学物質や、生体中の高分子や化学物質抱合体を対象としたLC/MS分析法を幾つかの事例について検討し、今後のLC/MSの環境分析での活用に資することを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

(初年度)LC/HRTOFMS,LC/HRMS/HRMSを用いて、医薬品、農薬等を分析し、従来法との比較(感度、分離能、定量値など)を行う。大気浮遊粒子中の極性物質や高分子量化合物への適用を、光化学反応実験生成物を用いて検討する。
(2年度目)環境水中の難揮発性や難熱分解性物質のスクリーニングを検討する。大気浮遊粒子中の極性物質や高分子量化合物のスクリーニングを検討する。また、生体高分子や化学物質抱合体の分析に関する基礎的検討を行う。
(3年度目)生体試料を用いて生体高分子や化学物質抱合体のスクリーニングを行う。質量分析だけでなく蛍光検出やUVによる簡易分析法も検討する。

今年度の研究概要

LC/HRTOFMSとLC/HRMS/HRMSを用いて医薬品および農薬を対象に分析条件の最適化を行い、実試料を分析して従来法との比較を行い、高分解能測定の有用性を評価する。光化学反応実験生成物を測定し、大気浮遊粒子中の極性物質や高分子量化合物分析への適用可能性を検討する。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

高澤 嘉一

  • 環境リスク・健康領域
    環境標準研究室
  • 室長(研究)
  • 博士 (工学)
  • 工学,化学
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担当者