ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

統合評価モデルを用いた気候変動統合シナリオの作成及び気候変動政策分析(平成 20年度)
Development of climate change scenarios and assessment of climate policies using Asia-Pacific Integrated Model

予算区分
BA 環境-地球推進 Bc-088
研究課題コード
0810BA004
開始/終了年度
2008~2010年
キーワード(日本語)
気候変動,シナリオ分析,統合評価
キーワード(英語)
climate change, scenario analysis, integrated assessment

研究概要

本研究の目的は、これまでにAIMのモジュールとして構築してきたモデル群を対象に、最新の科学的知見を反映するように個々のモデルを改良する作業や、複数のモデルの統合を行い、各種フィードバック効果も考慮しつつ、温室効果ガスの排出、気温上昇、温暖化影響に関する一貫性を持った世界シナリオの開発を行うことである。また、アジア主要国を対象に、世界シナリオの結果を各国別に詳細に表示する詳細化モデルの開発、大気汚染モデルの開発、及びそれらの統合化を行い、各国における温暖化対策の効果と影響について分析を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

これまでに開発してきたAIMモデルを改良することで、新しい社会経済シナリオの作成や、気候安定化シナリオに対応する排出経路の推計、温暖化影響も統合した気候変動統合シナリオの開発を行う。また、改良したモデルを用いてわが国の温暖化対策の効果や影響について分析を行う。
2008年度は、排出、影響の各モデルの改良とともに、IPCC新シナリオ作成に対応する代表的濃度を再現する排出経路を推計する。
2009年度は、世界排出シナリオの作成とともに、途上国を対象としたシナリオ作成支援を行う。また、モデルの統合作業を行う。
2010年度には、前年度までに開発した統合モデルを用いて、気候変動統合シナリオの開発を行い、また、気候変動政策の効果を分析する。

今年度の研究概要

これまでに開発してきた温室効果ガス排出量や温暖化の影響を推計する各モデルの改良を行う。
また、IPCC新シナリオ作成に対応する代表的濃度を再現する排出経路を推計する。

備考

京都大学大学院及びみずほ情報総研との共同研究。中国・能源研究所、インド・経営大学院アーメダバード校、タイ・アジア工科大学と研究協力を行っている。

課題代表者

増井 利彦

  • 社会システム領域
  • 領域長
  • 博士(工学)
  • システム工学,土木工学,経済学
portrait

担当者