地球規模のダイオキシン類及びPOPs汚染に関する研究（平成 16年度）
Global distribution of Dioxin and Related Compounds

研究概要

地球的規模のダイオキシン汚染について汚染状況についての知見を収集し、動態の把握及び生物蓄積についての解明を行う。平成13年度文献調査等により、関連する初歩的なデータの収集をする。平成14年度北太平洋を中心として、大気、水、海生生物の予備的サンプリング手法の検討を行う。平成15年度超低濃度のダイオキシン類及びPOPsの分析法の検討を行うとともに試料採取を行う。平成16年度平成15年度に採取した試料の分析により、分析値を集積する。動態のシミュレーションモデルの作製を行う。平成17年度動態のモデルの検証を行うとともに、生態系へのリスクについての考察を行う。

全体計画

平成13年度ダイオキシンの地球規模の汚染レベルの情報についての収集と整理を行う。平成14年度地球規模の汚染を把握するための方法論、サンプリング法についての検討を行い、予備的なサンプリングを行う。平成15年度予備サンプリング試料について、ダイオキシン類、POPsを分析するとともに、グローバルスケールのサンプリングを行う。平成16年度試料分析を行い、環境中分布を明らかとする。平成17年度発生源インベントリーを作成して、各地からの発生量を指定するとともに長距離輸送モデル等の併用により、汚染の動態を明らかとする。

今年度の研究概要

引き続き実測値とモデル計算の比較検討を進める。