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 近年,脳の働きが注目されていますが,それはあふれる情報から新しいものを創造することが求められているからなのだと思います。創造力は研究活動の生命線ですから,私も脳にはとても関心を持っています。最近,「思考の整理学」(外山滋比古著,ちくま文庫)を読みました。自分の潜在意識の使い方としてとても参考になりました。人間の意識は,潜在意識が9割を占め,残りの1割が自覚している意識(顕在意識)だと言われています。

 振り返ってみると研究の方向性や論文の構想をまとめるときでも,日々の生活や人との接し方にしても,あれこれ思案した後しばらく経過してから,ふと食事,入浴,ジョギング,移動中などに解決のきっかけが見つかることが多いです。

 「念ずれば花開く」という言葉も,潜在意識が総動員されて思わぬ力が発揮されるという実体験を表現しているのだと思います。環境問題の解決の糸口も潜在意識の中から見出されるよう,念じています。

(H.Y)