表彰・人事異動
表彰
受賞者氏名:稲森 悠平
受賞年月日:平成14年11月21日
賞の名称:日本水処理生物学会誌論文賞
受賞対象:包括型および付着型PEG担体で固定した硝化細菌の抗原抗体法による挙動解析
受賞者氏名:稲森 悠平
受賞年月日:平成14年12月12日
賞の名称:中華人民共和国貴州省国際科学技術合作賞
受賞対象:中国貴州省紅楓湖・百花湖流域の負荷削減対策と湖内対策として,土壌活用浄化法,高度処理浄化槽,湖沼ばっ気循環法の効果解析及び流域対策のシステム移転
受賞者氏名:稲森 悠平
受賞年月日:平成15年1月10日
賞の名称:かすみがうら水環境賞
受賞対象:霞ヶ浦浚渫ヘドロ活用セラミックス担体充填高度処理浄化槽システムの開発
受賞者からひとこと:
昭和55年に入所以来20年以上が経過したが,この間河川,湖沼,内海,内湾の公共用水域の水環境再生のための流域管理において重要とされる生活排水等の発生源対策としての高度処理浄化槽等の生物処理工学,いわゆるバイオエンジニアリング,低濃度汚濁水等の直接浄化対策としての植生・土壌浄化法,水耕栽培浄化法等の生態工学,いわゆるエコエンジニアリングの環境低負荷型の技術開発研究を実施すると同時に,生ごみ等からメタンガス-水素化による地球温暖化防止のためのバイオマスエネルギーの回収利用技術開発研究等を国際化を視野に入れて推進してきている。
現在,バイオ・エコエンジニアリング研究施設が整備され,国際的な中核拠点となりつつある。このような研究開発が上記受賞に結びついたものと研究所の方々の心暖まる研究支援に対し,深く感謝しているところである。これらのメカニズム解明の基盤的研究,国際的技術移転研究,霞ヶ浦等の水環境再生技術開発研究での受賞を踏まえ,さらに社会に還元できる研究を推進し,(独)国立環境研究所の発展に貢献していきたいと考えている。
人事異動
中杉 修身 | 定年退職 | 化学物質環境リスク研究センター長 |
森田 昌敏 | 併任解除 | 化学環境研究領域長(統括研究官) |
柴田 康行 | 昇任 | 化学環境研究領域長(化学環境研究領域動態化学研究室長) |
〃 | 併任 | 化学環境研究領域動態化学研究室長 |
井上 元 | 併任 | 地球温暖化の影響評価と対策効果プロジェクトグループプロジェクトリーダー(地球環境研究センター総括研究管理官) |
〃 | 併任解除 | 地球温暖化の影響評価と対策効果プロジェクトグループサブリーダー |
笹野 泰弘 | 併任解除 | 成層圏オゾン層変動のモニタリングと機構解明プロジェクトグループプロジェクトリーダー(大気圏環境研究領域長) |
今村 隆史 | 配置換 | 成層圏オゾン層変動のモニタリングと機構解明プロジェクトグループプロジェクトリーダー(成層圏オゾン層変動のモニタリングと機構解明プロジェクトグループサブリーダー) |
遠山 千春 | 併任解除 | 内分泌かく乱化学物質及びダイオキシン類のリスク評価と管理プロジェクトグループサブリーダー(環境健康研究領域長) |
渡辺 正孝 | 併任解除 | 東アジアの流域圏における生態系機能のモデル化と持続可能な環境管理プロジェクトグループプロジェクトリーダー(水土壌圏環境研究領域長) |
村上 正吾 | 配置換 | 東アジアの流域圏における生態系機能のモデル化と持続可能な環境管理プロジェクトグループプロジェクトリーダー(東アジアの流域圏における生態系機能のモデル化と持続可能な環境管理プロジェクトグループ流域環境管理研究チーム総合研究官) |
〃 | 併任 | 東アジアの流域圏における生態系機能のモデル化と持続可能な環境管理プロジェクトグループ流域環境管理研究チーム総合研究官 |
白石 寛明 | 昇任 | 化学物質環境リスク研究センター長(化学物質環境リスク研究センター曝露評価研究室長) |
〃 | 併任 | 化学物質環境リスク研究センター生態リスク評価研究室長 |
岩田 元一 | 転任 | 環境情報センター長(環境省大臣官房付) |
松井 佳巳 | 出向 | 環境省大臣官房付(環境情報センター長) |
目次
- 人間からみた環境問題巻頭言
- 我が国の二酸化炭素排出量の削減可能性とその経済影響−AIM(アジア太平洋地域統合評価モデル)の開発−シリーズ重点特別研究プロジェクト:「地球温暖化の影響評価と対策効果」から
- 極域でのオゾン層破壊速度の定量化シリーズ重点特別研究プロジェクト:「成層圏オゾン層変動のモニタリングと機構解明」から
- 化学物質の複合曝露による発がんリスクの評価研究ノート
- 北極成層圏における雲粒の重力落下とオゾン層環境問題基礎知識
- —土壌・地下水汚染研究の現状と方向—「第19回全国環境研究所交流シンポジウム」
- 「第19回全国環境研究所交流シンポジウム」−土壌・地下水汚染研究の現状と方向−
- 「第23回地方環境研究所と国立環境研究所との協力に関する検討会」報告
- 新刊紹介
- 編集後記
- 国立環境研究所ニュース23巻1号