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公開シンポジウム2023
モニタリングから読みとく環境
~次世代につなげるために~

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公開シンポジウム2023の概要

 国立環境研究所は環境問題に関して、気候変動、資源循環、自然共生、安全確保、地域共創、社会、適応、災害環境など様々な分野での研究を行っています。これらの多くの分野での共通の取り組みとして、環境を測定し、得られたデータから環境を理解して、現在、また未来の環境保全に役立てていくことが挙げられます。そこで今回のシンポジウムでは、これまで蓄積してきた研究の成果をもとに、「モニタリングから読みとく環境~次世代につなげるために~」をテーマとした5つの講演及びポスター発表(19課題)をオンラインで開催します。
 オンライン配信を通じて、国立環境研究所が進める環境の測定に関わる様々な研究活動を皆様に知って頂き、将来の安全・安心な社会の構築を目指し、環境問題について共に考える機会にしたいと考えています。

プログラム

時間 講演タイトル・講演者
13:00~13:05 開演
13:05~13:15 開会挨拶
理事長 木本 昌秀
13:15~13:30 講演1 研究は冒険だ!!世界の森の中で見えない物質の行方を追う
地球システム領域 平田 竜一
13:30~13:45 講演2 赤とんぼを自動撮影でモニタリングできるか?
    ~さとやま環境の指標として~

福島地域協働研究拠点 吉岡 明良
13:45~14:00 講演3 エネルギー消費の見える化~省エネルギーのヒント~
社会システム領域 牧 誠也
14:00~14:10 休憩
14:10~14:25 講演4 湖沼環境はどうして変わる?
    ~40年間の長期観測と10分ごとの高頻度観測からわかること~

地域環境保全領域 高津 文人
14:25~14:40 講演5 絶滅危惧種イトウの生態から考える河川環境
生物多様性領域 福島 路生
14:40~14:50 閉会挨拶
理事 森口 祐一
14:50~15:00 休憩
15:00~16:00 ポスター発表(19課題+講演者(5名))

開催方法

■配信日時
 2023年6月22日(木)13:00~16:00

■配信方法
 講演会:Zoomウェビナー
 ポスター発表:Zoomミーティング(ブレイクアウトルームを使用)

お問い合わせ先

【本シンポジウムに係るZoom操作に関する問い合わせ窓口*】
 フリーダイヤル:0120-555-273、電話番号(有料):075-223-3505
 <受付時間>
 6/16~21(土日除く)10:00~17:00(12:00~13:00除く)
 6/22(開催当日)  10:00~16:00
 *国立環境研究所が業務委託を行った「株式会社業務渡航センター」が対応します。

【Zoom操作以外の問合せ先】
 国立研究開発法人国立環境研究所 公開シンポジウム2023 事務局
 〒305-8506
 茨城県つくば市小野川16-2
 TEL:029-850-2309 E-Mail:koukai2023_jimu(末尾に@nies.go.jpをつけてください)

※事前にメールにてご案内をしている方々につきましては、Gmailの場合、稀に迷惑メールに分類される場合がございます。

NEWS

2023.8.28 講演発表ページに講演アーカイブ動画を掲載しました。
2023.7.20 講演発表ページにQ&Aを掲載しました。
2023.6.15 講演発表ページに講演資料を掲載しました。
2023.6.08 ポスターセッションの発表ポスターを公開しました。
2023.5.16 公開シンポジウム2023のWEBサイトを公開しました。

講演1

講演者平田竜一の写真
  • 研究は冒険だ!!世界の森の中で見えない物質の行方を追う
    地球システム領域 平田 竜一

二酸化炭素(CO2)は重要な温室効果ガスの一つです。陸域生態系は光合成や呼吸量などによってCO2を吸収・放出しています。温室効果ガスは目に見えませんが、渦相関法と言う観測方法でその輸送量を観測することができます。世界の様々な気候帯、陸域生態系において、渦相関法を用いたタワー観測によって陸域生態系が吸収・放出するCO2の輸送量の連続観測が実施され、気候変動や土地被覆変化によるCO2吸収・放出量の変動が研究されてきました。本発表では私たちが日本や東南アジアで取り組んでいる研究を紹介します。
 講演資料  動画  Q&A

講演2

講演者吉岡明良の写真
  • 赤とんぼを自動撮影でモニタリングできるか?
     ~さとやま環境の指標として~
    福島地域協働研究拠点 吉岡 明良

身近な自然の生き物には伝統的な里地里山のように人と自然が共生する環境の指標種が含まれていることが期待されますが、そのような生き物が十分にモニタリングされているとは限りません。大気や水と比べて生き物は自動で観測するのが難しいのがその原因かもしれません。本講演では身近な里地里山の昆虫「赤とんぼ」に着目した国立環境研究所の福島での取り組みを通して、自動撮影による昆虫モニタリングの可能性についてご紹介します。
 講演資料  動画  Q&A

講演3

講演者牧誠也の写真
  • エネルギー消費の見える化 ~省エネルギーのヒント~
    社会システム領域 牧 誠也

地球温暖化対策の1つとして省エネが求められています。しかし、これまでは住宅や施設でそのような原因で、いつ電力消費があるのか、詳しくわかっておらず、具体的な省エネ策の提案を行うことが難しい状況でした。本講演では、インドネシアや福島県で実施したエネルギー消費モニタリングの分析結果を示します。また、福島県ではエネルギーモニタリング結果をもとに省エネキャンペーンを実施しました。この結果からどのように省エネを進めていかないといけないかを検討していきます。
 講演資料  動画  Q&A

講演4

講演者高津文人の写真
  • 湖沼環境はどうして変わる?
     ~40年間の長期観測と10分ごとの高頻度観測からわかること~
    地域環境保全領域 高津 文人

何が湖沼環境を変えているかの問いに答えるためには、長期モニタリングデータと高頻度観測データの解析手法を開発する必要があります。霞ケ浦や琵琶湖や八郎湖のデータ解析から見えてきたことをもとに、近年の気候変動が湖沼環境に与える影響についてご紹介したいと思います。
 講演資料  動画  Q&A

講演5

講演者福島路生の写真
  • 絶滅危惧種イトウの生態から考える河川環境
    生物多様性領域 福島 路生

日本の巨大淡水魚イトウはなぜ絶滅に瀕するほど数が減り、その生息域が縮小したのでしょうか。長期観測で明らかとなった行動生態、本種が生き残った河川に共通した特徴、過去100年の河川環境の変化から、その答えが見えてきました。そして今起きている気候変動は、イトウをますます絶滅の方向に向かわせていると示唆するものであることがわかりました。
 講演資料  動画  Q&A

※講演者は、ポスター発表も行います

※講演者も、ポスター発表を行います。

番号 タイトル ・ 発表者
発表ポスター
P01 エアロゾルによる大気中のオゾンの生成抑制効果
地域環境保全領域 森野 悠
発表ポスター1
P02 網羅的かつ高時間分解能観測から対流圏オゾン低減の鍵を見つける
地球システム領域 猪俣 敏
発表ポスター1
P03 生態学、エコロジー、そしてアートへ
生物多様性領域 多田 満
発表ポスター1
P04 浮遊型人工湿地による埋立地浸出水の処理
資源循環領域 尾形 有香
発表ポスター1
P05 海洋マイクロプラスチックの”素性”を調べる
資源循環領域 鈴木 剛
発表ポスター1
P06 郵送法によるヒューマンバイオモニタリング調査の取り組みについて
環境リスク・健康領域 岩井 美幸
発表ポスター1
P07 化学物質が肥満による血糖値の上昇を亢進する?
環境リスク・健康領域 柳澤 利枝
発表ポスター1
P08 UAV(ドローン)による建築エネルギー環境モニタリング
社会システム領域 一ノ瀬 俊明
発表ポスター1
P09 田んぼダムで気候変動に立ち向かうためには?
福島地域協働研究拠点 竹田 稔真
発表ポスター1
P10 子どもの健康と環境に関する全国調査
 ~エコチル調査の研究成果(2023年)~

環境リスク・健康領域 下敷領 一平
発表ポスター1
P11 国立環境研究所における野生生物の感染症サーベイランス
生物多様性領域 鍋島 圭
発表ポスター1
P12 片づけ研究から見える持続可能なライフスタイルへのヒント
資源循環領域 吉田 綾
発表ポスター1
P13 力学的な効果を考慮したダウンスケーリングと気候シナリオ
気候変動適応センター 佐々木 秀孝
発表ポスター1
P14 アジアのブラックカーボンと気候変動
地球システム領域 谷本 浩志
発表ポスター1
P15 藻類カルチャーコレクションの役割とSDGsへの貢献
生物多様性領域 河地 正伸
発表ポスター1
P16 廃棄物最終処分場の維持管理期間の正確な予測に向けて
資源循環領域 石森 洋行
発表ポスター1
P17 大気観測とモデルの融合による温室効果ガス放出・吸収量の監視
地球システム領域 丹羽 洋介
発表ポスター1
P18 身近な海での温暖化研究 ~貨物船で探る地球環境~
地球システム領域 高尾 信太郎
発表ポスター1
P19 国立環境研究所50年のあゆみ
連携推進部 広兼克憲
発表ポスター1

1.参加費

参加費は無料です。下記申し込み方法によりお申し込みください。

2.申し込み方法

多数の参加登録ありがとうございました。受付は終了しました