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2015年4月30日

「第30回全国環境研究所交流シンポジウム」報告

企画部研究推進室

全国環境研究所交流シンポジウム

 全国環境研究所交流シンポジウムは、「環境研究に関する研究発表、意見交換を通じて地方環境研究所と国立環境研究所の研究者間の交流を図り、共同研究等の新たな展開に役立てると共に、環境研究の一層の推進を図る」ことを目的に、第1回の昭和61年以来、毎年度の第4四半期に開催されているものです。第30回目となる今回は、「湖沼・沿岸海域の水質と生態系の観測・監視・評価」と題し、平成27年2月12~13日に当研究所の大山記念ホールで開催され、両日の延べ数で45機関141名の参加がありました。

 1日目は住理事長による開会挨拶と近藤安生環境省環境研究技術室長補佐の来賓挨拶とがあり、それに引き続いて「沿岸海域環境をめぐる最近の動向」のセッションで4つの講演、「都市から田園に至る藻場・干潟における調査・研究と里海づくり」のセッションで5つの講演、合計9つの講演が行われました。2日目は、「生物多様性から湖沼生態系の健全性を評価する」のセッションで5つの講演、「湖沼モニタリングで水環境指標のトレンドを診る」のセッションで4つの講演が、それぞれ行われました。最後に総合討論が行われ、原澤理事の閉会挨拶で終了しました。講演題目と発表者については下記をご覧ください。

 地方環境研究所と国立環境研究所の研究者が一堂に会し、研究や行政の最新動向を共有し議論する貴重な機会となりました。ご講演いただいた皆様や、企画・運営にご協力いただいた方々に深く感謝申し上げます。

第30回全国環境研究所交流シンポジウム講演題目と発表者

セッション1: 沿岸海域環境をめぐる最近の動向

  • (1)「京都府北部閉鎖性海域における貧酸素水塊発生について」
    ○蒲敏幸、田邉義浩、田中豊稔(京都府保健環境研究所)
  • (2)「博多湾公共用水域調査地点におけるCODと関連する有機物項目について」
    ○上尾一之、清水徹也、新田千穂(福岡市保健環境研究所)
  • (3)「酒田港及び山形県沿岸海域におけるDO鉛直測定とCOD関連項目の測定結果について」
    ○和田章伸、佐藤勉(山形県環境科学研究センター)
  • (4)「高知県沿岸海域における多項目水質計を用いた水質測定結果及びCODと関連する有機物項目等について」
    ○田嶋誠1、西山泰彦21高知県環境研究センター、2現高知県衛生研究所)

セッション2: 都市から田園に至る藻場・干潟における調査・研究と里海づくり

  • (5)「椹野川河口干潟におけるモニタリング調査 ~流域住民による里海づくり~」
    ○惠本佑、上原智加、山瀬敬寛、下濃義弘、佐々木紀代美、谷村俊史、堀切裕子、田中克正、藤井義晴、調恒明(山口県環境保健センター)
  • (6)「川崎市における多摩川河口干潟及び東扇島人工海浜での取組」
    ○小林弘明1、間仲利樹1、古川功二1、原美由紀1、上仲彩21川崎市環境総合研究所環境リスク調査課、2川崎市環境総合研究所事業推進課)
  • (7)「アマモ場周辺の二枚貝の分布と餌料環境の特徴」
    ○国分秀樹(三重県水産研究所)
  • (8)「北九州市洞海湾における水質汚濁の推移と生物相の変遷」
    ○江藤優子、梶原葉子、松岡靖史、佐藤健司(北九州市環境科学研究所)
  • (9)「太田川市内派川の河川汽水域に形成された干潟の特徴」
    ○後田俊直(広島県立総合技術研究所保健環境センター)

セッション3: 生物多様性から湖沼生態系の健全性を評価する

  • (10)「生物多様性から湖沼生態系の健全性を評価する」
    ○高村典子(国立環境研究所)
  • (11)「鳥取県の湖沼における水生植物モニタリングの実践及び生物多様性評価
    ○森明寛1、初田亜希子2、岡本将揮1、前田晃宏1、九鬼貴弘11鳥取県生活環境部衛生環境研究所、2鳥取県生活環境部水・大気環境課)
  • (12)「三方五湖における生物多様性の現状と保全活用」
    ○松村俊幸(福井県海浜自然センター)
  • (13)「山中湖における水生植物モニタリングについて」
    ○長谷川裕弥、吉澤一家(山梨県衛生環境研究所)
  • (14)「純淡水魚と水生植物を指標とした全国湖沼の生物多様性評価と必要な保全施策」
    ○松崎慎一郎1、西廣淳2、高村典子11国立環境研究所、2東邦大学)

セッション4: 湖沼モニタリングで水環境指標のトレンドを診る

  • (15)「15N標識ミクロシスチンを用いた分析手法の検討と実態調査結果」
    ○田中義人1、飛石和大1、藤川和浩1、古閑豊和1、清水明2、佐藤千鶴子3、荒堀康史4、龍尾一俊5、玉城不二美6、高木博夫7、佐野友春71福岡県保健環境研究所、2千葉県環境研究センター、3宮城県保健環境センター、4奈良県景観環境総合センター、5佐賀県環境センター、6沖縄県衛生環境研究所、7国立環境研究所)
  • (16)「近年の霞ヶ浦における透明度の上昇とその要因について」
    ○小日向寿夫1、須能紀之21茨城県霞ケ浦環境科学センター、2茨城県水産試験場内水面支場)
  • (17)「メコン川流域のダム貯水池、自然湖沼の水質観測と生態系評価」
    ○冨岡典子1、福島路生1、広木幹也1、村田智吉1、今井章雄1、小松一弘1、Tuantong Jutagate21国立環境研究所、2ウボンラチャタニ大学)
  • (18)「霞ヶ浦における底泥環境モニタリング研究について」
    ○今井章雄、小松一弘、高津文人、佐藤貴之、霜鳥孝一、冨岡典子、篠原隆一郎(国立環境研究所)

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