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廃棄物等の建設材料利用や埋立処分に係る試験評価管理システムの高度化(平成 31年度)
Upgrading Test Methods and Evaluation System in Waste Management for Recycling and Disposal

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
1620AQ034
開始/終了年度
2016~2020年
キーワード(日本語)
溶出試験,最終処分,有効利用,数値モデル
キーワード(英語)
leaching test, final disposal, beneficial use, numerical model

研究概要

建設材料利用が可能な廃棄物・副産物・発生土の環境安全品質試験と検査方法の開発と標準化を行うとともに、循環利用のための管理方策を提示する。
廃棄物最終処分場に埋め立てられた廃棄物の安定化や物質移行を評価するための実験系、数理系評価システムを構築する。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

焼却主灰、各種スラグ、廃石膏、掘削発生土等を土工材料として有効利用を図るための、環境安全品質試験評価手法を開発し、国際/国内標準法として基準化を図るとともに、一定程度の有害物質を含む材料に対して、トレーサビリティやモニタリング手法を駆使した然るべき管理方策を提示する。
焼却飛灰や残さ埋立が主流となってきた一般廃棄物処分場や、汚泥の埋立を回避できない産業廃棄物処分場、そして海面埋立処分場における浸出液、処分場ガス放出量を予測するため、溶出試験系と数値計算系を融合させた推測モデルを構築し、検証のための土槽実験や現地調査を行う。また、形質変更や不適正処分場の修復時にも対応できるよう、適正処分に向けた処分場構造、維持管理要件等について提案する。

今年度の研究概要

有害物質含有土の自然/人為由来の判定法の適用範囲を明らかにする。液固比バッチ試験とカラム通水試験から有害物質を溶出する資材の吸脱着パラメーター取得法を確立する。鉄鋼スラグや不溶化汚染土の長期安定性として、乾湿サイクル試験や還元環境試験を開発する。
多孔質体における気液二相流と地球化学的物質移動を連成させると同時に、パラメーター取得のための実験系の構築を試みる。ライシメーター試験の評価の考え方等を明らかにし、海面処分場等における埋立方法提案に向けた検討を行う。また、処分場の健全性を評価するための現地調査法を検討する。

外部との連携

産業技術総合研究所、京都大学、電力中央研究所、土木研究所

課題代表者

肴倉 宏史

  • 資源循環領域
    試験評価・適正管理研究室
  • 室長(研究)
  • 博士(工学)
  • 工学
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担当者