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化学物質データベース等の整備・提供(平成 26年度)
Development and publication of databases of chemical information

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
1115AQ013
開始/終了年度
2011~2015年
キーワード(日本語)
データベース,化学物質,公開
キーワード(英語)
database, chemical substances, publication

研究概要

化学物質のリスク評価・管理を行う上で、リスク関連情報や研究成果の集積と効率的な情報発信基盤の整備は重要な課題である。当研究センターでは、前中期計画より化学物質データベース(以下、Webkis-plusと略す)と環境測定法データベース(以下、EnvMethodと略す)を公開しており、その整備および機能拡張を行ってきた。継続的な公開情報の更新と内容の拡充が必要不可欠であり、より広範な人々に対してリスク情報を分かりやすく伝えることが重要である。本事業を通して、環境リスク評価に関する多様な情報を広く一般に提供することで、環境施策の推進と安全・安心な社会実現に貢献することを目標とする。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:

全体計画

本事業では、継続的に公開中のWebkis-plus、EnvMethodの更新・改良を実施し、新たに整備した情報や研究成果の公開を進めるとともに、環境中動態予測モデル等の公開基盤の強化を進める。特に、下記の項目に重点をおき基盤を整備する。
(1)Webkis-plusの更新および改良として、「化学物質と環境」等毎年発行される環境測定調査の結果、製造輸入量、PRTR排出移動量、農薬出荷量、リスク評価結果など新規情報を追加入力する。また、法令情報を適宜、最新情報に更新する。
(2)EnvMethodの更新および改良として、毎年公表される「化学物質分析法開発調査報告書」の情報を追加する。また環境測定法に関して有用な公開可能情報を検討し、必要に応じて追加公開する。
(3)生態毒性情報の公開に向けて、生態毒性情報のデータベース構築および公開基盤を整備する。
(4)より広範な人々に対して、リスク関連情報を分かりやすく伝えるためにWebページの改良を進める。

今年度の研究概要

現在公開中のWebkis-plus、EnvMethodの更新および改良として、環境測定調査結果、PRTR排出移動量、農薬出荷量などの新規情報を追加するとともに、掲載中の情報を適宜最新情報に更新する。また、バイオアッセイに関する新たなデータベースの公開を進める。

外部との連携

環境省の化学物質情報検索支援システム「ケミココ」や日本化学工業会の「JCIA BIGDr」など外部のポータルサイトとの連携を進めた。

課題代表者

今泉 圭隆

  • 環境リスク・健康領域
    リスク管理戦略研究室
  • 主幹研究員
  • 博士(工学)
  • 工学,土木工学,コンピュータ科学
portrait

担当者