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多連自動サンプリング装置の開発と大気中の残留性有機汚染物質のモニタリングへの適用(平成 22年度)
Development of automatic air samplers and its application to airborne POPs monitoring

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
1011BY001
開始/終了年度
2010~2011年
キーワード(日本語)
残留性有機汚染物質,大気サンプラー
キーワード(英語)
POPs, Air sampler

研究概要

残留性有機汚染物質(POPs)は、適正な管理・処理と継続的監視が必要不可欠な化学物質である。また、これらPOPs対策の有効性を評価するためには人的活動と無縁の遠隔地でのサンプリングが適している。POPsの長距離大気輸送の動態解明には、短時間捕集を連続的に繰り返す装置が必要な上、濃度・異性体組成と気象イベント・気流との関連性を知ることは極めて有効と考えられる。本研究では多連自動サンプリング装置を開発し、POPsの長距離輸送の予備的知見を収集する。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

これまでに得たPOPsの吸着特性など基礎的データに基づき、小型吸着管を用いた多連自動サンプリング装置を製作し、捕集性、保存性などに関する基礎データを得る。さらに公定サンプリング法と比較しながらデータの信頼性を担保する。気象条件の入手が可能な遠隔地に本装置を設置してサンプリングを行い、POPsの異性体組成と濃度データに気象条件や流跡線解析等を組み合わせながらデータ解析を実施する。

今年度の研究概要

ブランク等の問題を改善すべく装置設計の見直しを行うとともに、より小型で扱いやすい試作機を製作し、基礎データの収集を図る。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

高澤 嘉一

  • 環境リスク・健康領域
    環境標準研究室
  • 室長(研究)
  • 博士 (工学)
  • 工学,化学
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担当者