- 予算区分
- BA 環境-地球推進
- 研究課題コード
- 0507BA794
- 開始/終了年度
- 2005~2007年
- キーワード(日本語)
- 地球温暖化,緩和対策,適応対策,統合評価モデル,ミレニアム開発目標
- キーワード(英語)
- GLOBAL WARMING, MITIGATION, ADAPTATION, INTEGRATED ASSESSMENT MODEL, MILLENIUM DEVELOPMENT GOAL
研究概要
本研究では、地球温暖化問題に関連の深いエネルギーのみならず、水や土地など他の環境問題と経済発展の両面を分析できるモデルを開発する。また、ミレニアム開発目標に示されるような短・中期的な環境保全、開発目標と、経済発展を損なわない長期的な温暖化対策としての緩和策、適応策の整合的な政策の評価を、中国、インド、タイといったアジアの途上国および世界全体の両面から行う。さらに、日本との関係を定量的に分析するために、日本からのCDM(クリーン開発メカニズム)をはじめとする技術支援等の政策が、受け入れ国の経済発展、環境保全に及ぼす影響ついて評価する。
研究の性格
- 主たるもの:政策研究
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
アジアの各国を対象として、環境要素モデルを開発・改良するとともに、マクロ的に整合的な評価を行うための環境政策評価モデルについて、環境要素モデルとの統合や世界モデルとの統合に向けた開発を行う。さらに世界モデルと国別モデルを統合するためのインターフェイスの開発を行う(平成17年度)。政策評価のための将来シナリオに関するデータベースを作成する。また、アジアの各国を対象として開発した環境要素モデルと環境政策評価モデルを統合し、各国の温暖化対策としての緩和策、適応策の評価を行う(平成18年度)。世界モデルと各国モデルを統合したモデルを用いて、アジア各国の経済発展と、長期的な地球温暖化対策、短期的な国内環境対策、緩和策と適応策の評価について、国と世界の両面から分析する(平成19年度)。
今年度の研究概要
各国モデルと世界モデルを統合し、アジア各国の経済発展と、長期的な地球温暖化対策、短期的な国内環境対策、緩和策と適応策の評価について、国と世界の両面から分析する。また、世界を対象としたエネルギー技術選択モデル等の環境要素モデルと、環境政策評価モデルを統合し、長期的な温暖化対策と短期的な環境対策の評価、緩和策と適応策の統合的評価を行う。
備考
共同研究者:松岡譲, 倉田学児, 河瀬玲奈(京都大学)
外国共同研究機関:中国能源研究所, 中国科学院地理科学与資源研究所, インド経営大学院, ソウル大学, 韓国環境研究所, アジア工科大学