未来において主要となるライフスタイル(14のメジャートレンド)に、ライフスタイルの変化要因の関係性を考慮し、さらにメジャー化(主流化)する可能性を秘めたライフスタイル(37の兆しトレンド)のうち重要なライフスタイル変化を追加した結果、「16のライフスタイル変化」が抽出されました。
未来洞察を行う作業上の限界や効率性の問題から、これらのライフスタイル変化に共通する特徴や、そうしたライフスタイルに至る原因、その対処法などからテーマを集約して、以下の8つの未来の方向性に関する仮説(未来イシュー)を設定しました。今回の未来イシューは、どれか特定のライフスタイルに規定されるというものではなく、一人の生活者が、複数の未来イシューと関わるケースもあるという点に留意する必要があります。
1. 集団依存から脱却し、自己(個人)中心の生活設計を進める人々が増えている!?
2. リアル/バーチャルのネットワークを活用し、自分たちが心地よいコミュニティづくりやビジネスを行う人々が増えている!?
3. 食料やエネルギーを地産地消する、自給自足型のコミュニティとそれを支える人々が生まれている!?
4. (短時間勤務、副業等)フレキシブルで多様な労働スタイルにより優れたワークライフバランス(ワークシェアリング)が実現している!?
5. 仕事に必要な能力を高める機会に恵まれず、非熟練業務だけを渡るジョブホッピングを強いられる人々が多くなっている!?
6. 人間関係に疲れ果ててしまい、社会的孤立状態から抜け出せない人々が増えている!?
7. 介護疲れでストレスが溜まり、最悪の場合、共倒れになるケースが増えている!?
8. 生活や社会の様々な変化に背を向けて、先を見ない消費生活を行う者が目立つようになっている!?