2018年2月28日
木漏れ日便り
つくばでも時折雪が降ります。前日からの雪が降りやんで晴れた朝には、美しい世界が見られます。研究所の正門を入って本館に向かう道には雪で飾られたユリノキが並んでいます(写真 1)。池の端のイロハモミジはまったくちがう枝ぶりです(写真 2)。林のなかはちょっとした雪国の風情があります(写真 3)。朝日が射すとともに樹上の雪がゆるんで落ちてきます。雪が散りながら陽射しを受けるようすは光のシャワーのようです(写真 4)。ところで、環境研の構内にはノウサギがいます。ふだん、なかなかその姿は見られませんが、林の中で雪を見渡すと、きっとどこかでノウサギの足跡が見つかります(写真 5)。また、凍った池に雪が積り、そこをセグロセキレイが歩き回る様子は、動く水墨画といった趣です(写真 6)。こうした別世界も、太陽が雪を溶かすとともにその輝きを失っていきます。限られた時間だけの楽しみです。
(竹中明夫)






目次
- 化学物質の少量多品種化の問題を考える
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化学物質の環境汚染を影響オリエンテッドでとらえる
-研究プロジェクト「多種・新規化学物質曝露の包括的把握・網羅的分析手法の開発と環境監視ネットワークへの展開」の紹介- - 最近の大気中PM2.5の起源と稲わら等の野焼きの影響
- 有害化学物質の生体影響評価の現状
- サンプリングの理想と現実
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国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第23回締約国会議(COP23)
京都議定書第13回締約国会合(CMP13)
パリ協定第1回締約国会合再開会合(CMA1-2)
参加報告
- 新刊紹介
- 表彰
- 平成29年度補正予算・平成30年度政府予算案における国立環境研究所関係予算の概要
- 編集後記
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