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 昨年10月までの3年間、タイの国際機関において環境及びその関連情報のデータベース化に携わっていた。主務は環境データの体系的なコンピュータ化であったが、しばしば、各国の環境部局や研究機関から緊急にデータを求められることがあり、それらは決まってグローバルデータあるいはインターナショナルデータであった。したがって、ソ連邦の崩壊、湾岸戦争など激動的な世界情勢や地球への危機感はテレビのニュースで見る以上に、日々の仕事として実感していた。

 帰国して環境研ニュースの編集に携わることになり、驚いたことの一つは、トピック性のある記事がずいぶん増えていることである。これは環境が時事問題としても重要な課題となっていることを反映しているのであろう。国立環境研究所は一昨年大きく組織改編をし、時代の要請を受けたプロジェクト研究への重みを増した。環境研ニュースはますます環境ニュースに近づきそうだ。(S.O.)