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環境と経済の統合に向けたマテリアルフロー研究のあゆみ

課題1 環境勘定体系の確立に関する予備的研究(平成3年度)

サブテーマ:自然資源勘定体系の確立及びその経済的価値づけに関する予備的研究

 国内外における環境勘定研究のレビューや物量勘定表の試作を行い、地球規模の環境問題を環境資源勘定体系でどのように記述するかが、今後取り組むべき重要な課題であることを明らかにしました。

課題2 環境資源勘定体系の確立に関する研究(平成4~6年度)

サブテーマ:地球規模の環境変化を反映した環境資源勘定の手法開発に関する研究

 持続可能な発展の達成に向け、環境保全と経済発展の両立を定量的に示す環境資源勘定の手法開発研究を行いました。

課題3 持続的発展のための環境と経済の統合評価手法に関する研究(平成7~9年度)

サブテーマ:政策目標の設定と評価のための環境資源勘定と環境指標の統合手法に関する研究

 環境指標と、主に物量単位の環境資源勘定とを結びつけることにより、環境負荷フローを体系的に定量化し、政策目標の設定や政策効果の評価に適した研究を行いました。ルの開発を行いました。

課題4 持続可能な国際社会に向けた環境経済統合分析手法の開発に関する研究(平成10~12年度)

サブテーマ:投入産出モデルを用いた資源・環境負荷フロー勘定の確立に関する研究

 自然環境からの経済活動への資源の投入フローおよび経済活動から自然環境への廃物の産出フローの総量・部門別の内訳などを、投入・産出表の形式で表現した物量単位の環境勘定の研究を行いました。さらに都市レベルの事例分析や産業部門の活動に関連するマテリアルフロー分析などの実証研究も行いました。

課題5 環境勘定・環境指標を用いた企業・産業・国民経済レベルの持続可能性評価法に関する研究(平成13~15年度)

サブテーマ:マテリアルフロー勘定を用いた環境・資源効率指標の開発に関する研究

 先行研究で提案した物量投入産出表を試作して、経済活動内部の部門間のマテリアルフローを明らかにし、資源生産性などの指標を算定するための情報基盤を構築しました。

課題6 循環型社会形成推進・廃棄物管理に関する調査・研究(平成13~17年度予定)

サブテーマ:環境低負荷型・循環型社会への転換支援のためのシステム分析手法と基盤整備に関する研究

 主に廃棄物処理やリサイクルについて、産業連関表と連動したマテリアルフロー分析手法の研究を行っています。


 課題1~5は地球環境研究総合推進費で、課題6は国立環境研究所政策対応型調査・研究で実施しています。

研究担当者(現在)と参加研究機関

  • 循環型社会形成推進・廃棄物研究センター
    酒井 伸一、森口 祐一、寺園 淳、橋本 征二、加河 茂美(現東北大学)、
    田崎 智宏、藤井 実、平井 康宏、南齋 規介
    Stefan Bringezu (Wuppertal Institute)
    Rene Kleijn, Ester van der Voet (Leiden University)
    Marina Fisher-Kowalsiki (IFF, Wien University)