2019年4月22日
アジアの持続可能な発展に向けた私たちの課題—学際的なアプローチから考える—
NIES国際フォーラムレポート
持続可能な社会を実現させるために何を考え、そしてどう行動していくべきでしょうか。最前線に立つ7名の研究者が議論しました。

セッション4のパネルディスカッションの様子
セッション4:アジアの持続可能な発展
「持続可能な社会」と聞いて何を持続可能とすべきか、考えは人によって様々だと思います。このセッションでは、持続可能な社会に転換していくために、どのような点が重要なのか発表と議論がなされました。
セッション全体を通して強調されたのは、「つながり」の重要性です。あらゆる学問分野のつながり、多様な関係者同士のつながり、最新技術と実生活のつながり、科学と政策決定のつながり、そして長期的目標と短期的目標のつながりの重要性などが挙げられます。同時に、これらを実現可能にする資金の配分についても議論されました。

セッション4での発表の様子
パネルディスカッションでは、今後はビッグデータの活用が課題になるだろうという意見が出たほか、今回共有されたような科学的発見や知見は日常生活において直接利用するのは簡単ではないため、一般的に応用しやすい形に言い換えていくことが必要だという意見もありました。
次号が最終号となります。ポスターセッションの様子と最後のまとめについて紹介します。
(文・杦本友里(研究事業連携部門))
(写真・成田正司(企画部広報室))
第3回NIES国際フォーラム
レポート
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