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日本における時別の湿球黒球温度(WBGT)、人口の暑熱曝露、および適応策コストの高解像度予測データ

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本データセットは、日本全国を対象として、2030~2059年および2060~2089年の2期間における、1kmメッシュ・時間別の暑さ指数(WBGT)の将来予測を含みます。この予測に基づき、以下の2つの暑熱リスクに関する指標を算出しました。
(1)WBGTが固定閾値(33 °C)または、地域および年齢ごとの暑熱馴化を考慮した代替的な熱中症警戒アラート基準(AHAC)を超える65歳以上の人口数(At-risk elderly population: AREP)
(2)基準以上のWBGTへのAREPの累積曝露時間(Potential cumulative exposure: PCE、単位:人時)
適応策のコストとしては、住宅用エアコンの設置費および電気代補助を考慮した年間推計値を提供しており、2025年2月時点で公表されている市区町村ごとのクーリングシェルターの設置状況を反映した併用ケースも含まれています。これらの予測には、「CMIP6をベースにしたCDFDM手法による日本域バイアス補正気候シナリオデータ(NIES2020)」に搭載された、4つの共有社会経済経路(SSP1-1.9、SSP1-2.6、SSP2-4.5、SSP5-8.5)および5つの全球気候モデル(GCM)の出力を用いています。データの内容の詳細はREADMEファイルをご覧ください。

概要

作成者
データ公開日
2025/07/18
データ提供期間
過去: 1980-2014年(35年平均) 将来: 2030-2059年(30年平均)、2060-2089年(30年平均)
データ提供機関
国立研究開発法人 国立環境研究所
Email: cgerdb_admin(at)nies.go.jp
DOI
ファイル形式
HDF5, csv
データ容量
120GB
バージョン
ver. 1.0 (最終更新日: 2025/07/18)
データセットの言語
英語

データセット

項目
湿球黒球温度(WBGT)、リスク高齢者人口(AREP)、潜在累積曝露量(PCE)、コスト(百万ドル、1ドル150円換算)
ドメイン
自然科学一般
キーワード
【フリーワード】
熱中症、気候変動、高齢者、熱曝露、空間分析、機械学習
更新履歴
【2025/07/18】
バージョン1.0を公開。Ver.1.0。

貢献者

データ管理者
貢献者
高倉潤也*1
 研究者
石崎紀子*2
 研究者
 データキュレーター
岡和孝*2
 研究者
 データキュレーター
真砂佳史*2
 研究者
 スポンサー
 スーパーバイザー
 
*1国立研究開発法人 国立環境研究所 社会システム領域
 *2国立研究開発法人 国立環境研究所 気候変動適応センター

参考情報

補足資料
参考文献
石崎 紀子, 2021: CMIP6をベースにしたCDFDM手法による日本域バイアス補正気候シナリオデータ(NIES2020), Ver.1.2, 国立環境研究所, doi:10.17595/20210501.001.
日本版SSP(shared socio-economic pathways)別人口シナリオ 第2版 (2021年7月8日版), https://adaptation-platform.nies.go.jp/data/socioeconomic/.
Takahiro Oyama et al. 2025. Heat impacts on school sports club activities in Japan under climate change and the effectiveness of countermeasures. Environ. Res.: Health 3 025008, doi:10.1088/2752-5309/adbb11.
Kazutaka Oka et al. 2023. Launching criteria of 'Heatstroke Alert' in Japan according to regionality and age group. Environ. Res. Commun. 5 025002, doi:10.1088/2515-7620/acac03.

助成情報

助成機関名
独立行政法人環境再生保全機構
研究課題番号
JPMEERF25S12430

利用規約*

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ライセンス
引用の書式
本データセットを引用する場合は、以下のように表記しなければならない。
大山剛弘ら(2025)、日本における時別の湿球黒球温度(WBGT)、人口の暑熱曝露、および適応策コストの高解像度予測データ、ver. x.x *1、国立環境研究所、DOI:10.17595/20250718.001 (参照*2: 2025/07/18)
*1 バージョン番号はファイル名に記載されている。
*2 参照年月日は、ファイルをダウンロードした日付を記載すること。