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オゾン全量のODSとGHG濃度依存性を調べるための国立環境研究所化学気候モデルによる500アンサンブルシミュレーションのアウトプット

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本データは、GHG(温室効果ガス)濃度とODS(オゾン破壊物質)の地表面濃度を将来予想される濃度にペアで設定し(全部で25ケース)、それぞれの設定で化学気候モデル(CCSRNIES-MIROC3.2およびCCSRNIES-MIROC5モデル)を用いた510年間の連続計算を行った結果である。最初の10年分のデータを除いた残り500年分(500アンサンブル)のデータが収められている。

概要

作成者
データ公開日
2022/11/09
データ提供期間
2011/01/01 - 2510/12/31
データ提供機関
国立研究開発法人 国立環境研究所
Email: cgerdb_admin(at)nies.go.jp
DOI
  10.17595/20221109.001
ファイル形式
gtool (binary)
データ容量
1.11TB
バージョン
ver.1.0 (最終更新日: 2022/11/09)
データセットの言語
英語

データセット

項目
オゾン全量、東西風速(50hPa)、気温(50hPa)、Cly(50hPa)、Bry(50hPa)
ドメイン
グローバル
時間分解能
1日
水平分解能
2.8° x 2.8° (T42)
計算方法
GHG(温室効果ガス)濃度とODS(オゾン破壊物質)の地表面濃度を将来に予想される濃度に様々に設定し、それぞれの設定で化学気候モデル(CCSRNIES-MIROC3.2およびCCSRNIES-MIROC5モデル)を510年間連続して走らせた。海表面温度および海氷面積は、GHG濃度の年に応じたデータ(大気海洋結合GCMで計算されたRCP6.0シナリオ上のある年の値・分布)を使用した。計算に用いたモデルの水平分解能は2.8° x 2.8° (T42)、鉛直分解能は1-3kmである。
利用方法
  • 最上位のディレクトリ名は"500-ens_fODSGHG_ver.1.0"である。
  • この下に"MIROC3.2"と"MIROC5"の2つのディレクトリがあり、それぞれのモデルによるアウトプットが収められている。
  • ファイル名 "…fGHGxxxx_fODSyyyy….tar.bz2"は、GHG濃度(CO2, CH4, N2O)をRCP6.0シナリオ上のxxxx年の値に固定、ODS濃度をWMOのA1シナリオのyyyy年値に固定した計算を表す。このファイルを解凍すると、ファイル名から"tar.bz2"の除かれた同じ名前のディレクトリができる。その下にある"y2011_1/"~"2510_1/"までの500個のディレクトリには、モデル計算による5つの物理量の1年分のアウトプットが入っている。dobson_ver.1.0はオゾン全量[DU]の緯度・経度の2次元データ、U_50hPa_ver.1.0は高度50hPaの東西風速[m/s]の緯度・経度の2次元データ、T_50hPa_ver.1.0は高度50hPaの気温[K]の緯度・経度2次元データ、qcly_50hPa_ver.1.0は高度50hPaの無機塩素量[体積混合比]の緯度・高度データ、qbry_50hPa_ver.1.0は高度50hPaの無機臭素量[体積混合比]の緯度・高度データである。これらのデータはバイナリのgtool形式で保存されている。gtoolは地球流体電脳倶楽部で開発された地球流体の数値計算結果のデータ処理・可視化ツールである。本データセットの作成にはgtool3.5を使用した。データはビッグエンディアンで保存されていることに注意。
  • 使用したモデルの座標軸の情報として、経度座標に関しては、GTAXLOC.GLON128(gtool形式ファイル)および GTAXLOC.GLON128.txt(GTAXLOC.GLON128をtxt形式で読み出したもの)、緯度座標に関しては、GTAXLOC.GGLA64(gtool形式ファイル)および GTAXLOC.GGLA64.txt(GTAXLOC.GGLA64をtxt形式で読み出したもの)を最上位のディレクトリに置く。
  • gtool形式の1年分のdobson, T_50hPa, U_50hPa, qcly_50hPa, qbry_50hPa の緯度・経度の2次元データを読み出すフォートランプログラムの例として、read_2d_t42.f を最上位ディレクトリに置く。
キーワード
【GCMD_Platform】
Other > Models > Climate Models
【GCMD_Science】
Atmosphere > Atmospheric Chemistry > Oxygen Compounds > Ozone
【自由記述】
オゾン、東西風、気温、化学気候モデル、多アンサンブル実験
更新履歴
【2022/11/09】
バージョン1.0を公開(ver.1.0)

参考文献

参考文献
H. Akiyoshi, M. Kadowaki, Y. Yamashita, T. Nagatomo (2023), Dependence of column ozone on future ODSs and GHGs in the variability of 500-ensemble members. Sci. Rep., 13, 320, doi:10.1038/s41598-023-27635-y.

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引用の書式
本データセットを引用する場合は、以下のように表記しなければならない。
秋吉・門脇・山下・長友(2022)、オゾン全量のODSとGHG濃度依存性を調べるための国立環境研究所化学気候モデルによる500アンサンブルシミュレーションのアウトプット、ver.x.x *1、国立研究開発法人 国立環境研究所 地球システム領域、DOI:10.17595/20221109.001. (参照*2: YYYY/MM/DD)
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