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MOLIを用いた雲検出手法と大気粒子の光学特性推定手法の開発(令和 7年度)
Development of algorithms to detect cloud layers and retrieve optical properties of atmospheric particles from MOLI measurements

研究課題コード
2525KZ003
開始/終了年度
2025~2027年
キーワード(日本語)
エアロゾル,雲,ライダー,モリ
キーワード(英語)
aerosol,cloud,lidar,MOLI

研究概要

本研究では、国際宇宙ステーションを用いた植生観測ミッションMOLIで運用される植生計測ライダーの測定データ(L1Bデータ)を用いて、雲検出、および、雲およびエアロゾル(大気粒子)の波長1064nmでの消散係数、後方散乱係数、光学的深さ等の光学特性を推定するデータ解析手法の開発を行う。また、上記解析手法の高度化に資する解析技術の検討も行い、MOLIミッションの発展に貢献することも目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

2025年度
・MOLIライダーデータを用いた高分解方式(雲検出および大気粒子の光学特性推定)、低分解方式(雲検出、大気粒子の光学特性推定、気柱全体パラメタ推定)、および信号校正手法を数値モデルにより再現された雲・エアロゾル場からシミュレーションされたライダー信号値に適用して誤差解析を行い、本アルゴリズムの特性を評価する。

2026年度
・引き続き、高分解方式(雲検出および大気粒子の光学特性推定)、低分解方式(雲検出、大気粒子の光学特性推定、気柱全体パラメタ推定)、信号校正に関する数値モデルによるシミュレーションデータを用いた本アルゴリズムの特性評価を行い、アルゴリズムの課題の検索とその改良を行う。
・解析手法全般で必要となる信号ノイズ低減手法の改良を進める。

2027年度
・解析手法全般の改良を進める。特に上記手法を一体化したアルゴリズムフローを整備する。
・引き続き信号ノイズ低減手法について検討する。

今年度の研究概要

MOLIライダーデータを用いた高分解方式(雲検出および大気粒子の光学特性推定)、低分解方式(雲検出、大気粒子の光学特性推定、気柱全体パラメタ推定)、および信号校正手法を数値モデルにより再現された雲・エアロゾル場からシミュレーションされたライダー信号値に適用して誤差解析を行い、本アルゴリズムの特性を評価する。

外部との連携

東海大学と連携し実施する。

課題代表者

西澤 智明

  • 地球システム領域
    大気遠隔計測研究室
  • 室長(研究)
  • 理学博士
  • 理学 ,物理学
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担当者