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琵琶湖の底生性シアノバクテリアMicroseira wolleiは本当に無毒個体しかいないのか?(令和 7年度)
Is the benthic cyanobacterium Microseira wollei in Lake Biwa non-toxic?

研究課題コード
2526AC001
開始/終了年度
2025~2026年
キーワード(日本語)
シアノバクテリア,シアノトキシン
キーワード(英語)
cyanobacteria,cyanotoxin

研究概要

琵琶湖湖底で高いバイオマスを持つ底生性シアノバクテリア Microseira wolleiについて、毒分析と遺伝子解析を実施することで有毒個体の分布の実態解明を実施する。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

採集した底泥から M. wollei をソーティングし、DNA分析に供するためのサンプル処理を行う。サンプルからDNAを抽出し、シアノトキシン産生遺伝子の存在の有無でスクリーニングを実施する。シアノトキシン産生遺伝子が存在するサンプルに対し、LC/MS/MSを用いてシアノトキシンの量や種類を分析する。また、シアノトキシンが検出されたサンプルを用いて、無菌培養を試み、全ゲノム解析に必要な培養株を作成する。確立された無菌株を用いて、シアノトキシン産生能力、遺伝子全体のゲノム中での構造及び進化的起源を解明する。さらに、琵琶湖全体における M. wollei の分布を明らかにするため、細密な地点調査を行い、その分布範囲を特定する。

今年度の研究概要

採集した底泥から M. wollei をソーティングし、DNA分析に供するためのサンプル処理を行う。サンプルからDNAを抽出し、シアノトキシン産生遺伝子の存在の有無でスクリーニングを実施する。シアノトキシン産生遺伝子が存在するサンプルに対し、LC/MS/MSを用いてシアノトキシンの量や種類を分析する。

課題代表者

山口 晴代

  • 連携推進部
    研究連携・支援室
  • 室長(行政)
  • 博士(理学)
  • 生物学
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担当者