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保護地域・OECM・自然再生等による生物多様性の保全効果の評価(令和 6年度)
Evaluation of biodiversity conservation effect by protected area, OECM, and nature recovery

予算区分
S21
研究課題コード
2327BA004
開始/終了年度
2023~2027年
キーワード(日本語)
生物多様性,シナリオ分析,自然共生サイト
キーワード(英語)
Biodiversity,scenario analysis,OECM

研究概要

本研究は戦略推進費S-21テーマ4(2)として位置づけられており、テーマ1で開発される統合モデルと、テーマ2の全国スケールでの社会経済シナリオ及び本テーマのサブテーマ1から提供される空間明示的な国土利用の将来シナリオに基づいて、生物多様性の状態の変化を予測し、シナリオごとの生物多様性保全効果を定量評価する。また、保全のために実施する施策オプションとして、人口減少下での国土の管理維持、放棄後の自然再生の実施、OECMの設定の3つを扱い、これらを実施する適地の特定と保全効果の評価を行う。
テーマ4サブテーマ3,4から提供される再エネ適地や災害緩和のための重要地(自然再生有効地)の情報と、サブテーマ1で明らかになった生物多様性保全・気候緩和・防災・減災の各対策の間のコンフリクト評価の結果を考慮した優先順位付け解析を実施することにより、これらの対策のバランスの取れた保全対策適地の特定を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

本研究は戦略推進費S-21テーマ4(2)として位置づけられており、テーマ1で開発される統合モデルと、テーマ2の全国スケールでの社会経済シナリオ及び本テーマのサブテーマ1から提供される空間明示的な国土利用の将来シナリオに基づいて、生物多様性の状態の変化を予測し、シナリオごとの生物多様性保全効果を定量評価する。また、保全のために実施する施策オプションとして、人口減少下での国土の管理維持、放棄後の自然再生の実施、OECMの設定の3つを扱い、これらを実施する適地の特定と保全効果の評価を行う。
テーマ4サブテーマ3,4から提供される再エネ適地や災害緩和のための重要地(自然再生有効地)の情報と、サブテーマ1で明らかになった生物多様性保全・気候緩和・防災・減災の各対策の間のコンフリクト評価の結果を考慮した優先順位付け解析を実施することにより、これらの対策のバランスの取れた保全対策適地の特定を行う。

今年度の研究概要

・ 生物多様性評価指標の有効性検討を継続し、有効な指標を特定する。
・ 施策情報・生息地特性の収集を継続する。
・ 保全コストや競合要因を導入する優先順位付け解析の試行を行う。再エネポテンシャルについてはこれまで提案者が構築した値で試行するとともに、他サブテーマでのデータ整備状況に応じて、可能なものから順に試行解析に含める。

外部との連携

東京大学、大阪大学、防災科学技術研究所

課題代表者

石濱 史子

  • 生物多様性領域
    生物多様性評価・予測研究室
  • 主幹研究員
  • 博士(学術)
  • 生物学
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担当者