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es-BANK試料を活用した新たなノンターゲット分析スキームの構築と実用性評価(令和 6年度)
Development of a new non-target analysis scheme using es-BANK samples and evaluation of its practicality

研究課題コード
2424KZ001
開始/終了年度
2024~2024年
キーワード(日本語)
ノンターゲット分析,環境試料バンク,精密質量
キーワード(英語)
non-target analysis,environmental specimen bank,accurate mass

研究概要

GC×GC-高分解能(HR)ToFMSは、化合物同定力が高く、従来のGC-MSによるターゲット分析法と比較すると各段に多くの情報を得ることが出来る一方で、データ解析手法が煩雑であることや装置が高額であること等が普及を妨げている。本研究では、相対的に安価でデータ処理の自動化が進んでいるGC-低分解能(LR)ToFMSでの測定を併用することで、GC-LRToFMSによる環境試料ノンターゲット分析の評価を行うと共に、両手法の活用場面等について整理し、両手法を組み合わせた利用法について検討する。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

愛媛大学生物環境試料バンク(es-BANK)に保存されていた堆積物コア試料をGC×GC‐HRToFMSとGC-LRToFMSで測定し、得られた両データを解析することで、両手法を組み合わせた新たなノンターゲット分析スキームの構築と実用性評価を行う。具体的には、GC×GC‐HRToFMSで取得した堆積物コア試料中有機ハロゲン化合物の探索、検出された有機ハロゲン化合物の精密質量スペクトルと保持指標の登録(データベース作成)、GC‐LRToFMSによる同試料の測定と質量スペクトルデコンボリューション処理、作成したデータベースによるデコンボリューション処理後データの定性解析、を行う。

今年度の研究概要

上記の全体計画にそって、研究を行う。

外部との連携

愛媛大学 沿岸環境科学研究センター 国末達也 教授

備考

愛媛大学 沿岸環境科学研究センター 共同利用・共同研究拠点「化学汚染・沿岸環境研究拠点」共同研究

関連する研究課題
  • : 基盤計測研究(ア先見的・先端的な基礎研究)
  • : 基盤計測業務(ウ知的研究基盤整備)

課題代表者

家田 曜世

  • 環境リスク・健康領域
    環境標準研究室
  • 主任研究員
  • 博士(理学)
  • 化学
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担当者