- 研究課題コード
- 2425AN002
- 開始/終了年度
- 2024~2025年
- キーワード(日本語)
- 環境配慮行動,探索的シミュレーション,実証分析,エージェントベースシミュレーション
- キーワード(英語)
- Pro-environmental behavior,Exploratory simulation,Empirical analysis,Agent-based simulation
研究概要
近年、脱炭素・循環経済に向けた行動変容の役割が注目されているが、既存手法では消費者の意思決定は外生的に与えられることが多く、消費者行動の多様性、社会規範、相互作用、習慣形成は十分に考慮されてこなかった。本研究では個々の消費者の意思決定とその相互作用をボトムアップ的にモデル化したエージェントベースシミュレーションと、環境配慮行動の決定要因を明らかにする実証分析を統合的に活用するための手法開発を行う。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:政策研究
全体計画
令和6年度は、耐久消費財の循環利用に着目したアンケート調査の実証分析を行うとともに、シミュレーションモデルを用いて脱炭素・循環目標を達成しうるシナリオを探索するための手法開発を行う。
令和7年度は、カーボンフットプリントが大きい消費者行動に着目し、脱炭素行動の意思決定メカニズムを明らかにするアンケート調査の実証分析を行うとともに、社会心理学の知見を反映したシミュレーションモデルの開発を行う。
今年度の研究概要
耐久消費財の循環利用に着目したアンケート調査の実証分析を行うとともに、シミュレーションモデルを用いて脱炭素・循環目標を達成しうるシナリオを探索するための手法開発を行う。
外部との連携
デルフト工科大学
- 関連する研究課題
- 26412 : PJ1_物質フローの重要転換経路の探究と社会的順応策の設計
- : 資源循環分野(ア先見的・先端的な基礎研究)
- : 資源循環分野(イ政策対応研究)
課題代表者
小出 瑠
- 資源循環領域
国際資源持続性研究室 - 主任研究員
- 博士(工学)、修士(政策分析)
- 工学,政策学