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統合化健康リスクのための基盤的研究(令和 5年度)
Fundamental study of integrated health-risk evaluation

研究課題コード
2125AV014
開始/終了年度
2021~2025年
キーワード(日本語)
PM2.5,マイクロプラスチック,化学物質,健康有害性評価
キーワード(英語)
PM2.5,microplastics,chemicals,health hazard assessment

研究概要

大気中の粒子状物質PM2.5やマイクロプラスチック(MP)は、その健康影響が危惧されるところであるが、環境動態や物理化学的性状も含めて未解明な点が多く残されている。本研究では、上記の大気中粒子状物質の物理化学的性状の測定を行うと共に、呼吸・循環系、生殖発生等への健康影響評価法を開発し、有害性予測法を提案する。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

MPやPM2.5等の大気中粒子状物質は様々な有機・無機化学物質から構成されており、ナノからマイクロオーダーサイズの幅広い粒径を持つ。本研究では、MPやPM2.5の環境測定や物理化学的性状の測定を行うと共に、in vivo、in vitroで呼吸・循環系、生殖細胞、次世代等への健康影響評価法を開発する。健康影響評価では、毒性発現メカニズムが明らかな化学物質との比較も含めて、MPやPM2.5粒子とそれを構成する有機・無機化学物質の影響評価と作用機序の解明に取り組む。

今年度の研究概要

今年度は、気相中に浮遊したMPをラジカル反応等による劣化MPの作成手法を確立し、そのMPの物理化学性状変化を評価する。また分散剤などを用いたMPの飲水曝露系の検討を行い、繁殖成績などを評価する。

関連する研究課題
  • : 環境リスク・健康分野(ア先見的・先端的な基礎研究)

課題代表者

藤谷 雄二

  • 環境リスク・健康領域
    統合化健康リスク研究室
  • 主幹研究員
  • 博士(工学)
  • 工学
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担当者