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資源・炭素フットプリントの把握と行動変容のための消費者向けオンラインツールの概念設計(令和 4年度)
Conceptual design of an online tool for consumers to understand and reduce their material and carbon footprints

研究課題コード
2122AV002
開始/終了年度
2021~2022年
キーワード(日本語)
行動変容,カーボンフットプリント,マテリアルフットプリント,消費者行動データ,情報提示
キーワード(英語)
Behavior change,Carbon footprints,Material footprints,Consumer behavior data,Information provision

研究概要

資源利用による環境負荷の低減には、製品やサービスの購入から廃棄までの消費者行動が密接に関わっている。資源・炭素フットプリントの定量化に関する研究成果を消費者の十分な理解や行動変容につなげるためには、如何にして情報を消費者に向けて発信し、共有するかを念頭に置いたコミュニケーションツールが必要である。海外事例では、一般市民向けの炭素フットプリント計算ツールや携帯アプリなどが開発されているが、物質消費による影響を含めた消費者の行動変容を十分に促しているとは言えない。そこで本研究では、消費者の意識向上と行動変容を効果的に促すためのオンラインツールの実装方針を特定することを目的とし、資源・炭素フットプリント推定と効果的な情報提示のためのデータ取得・活用方法を調査する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

1. 消費者の行動変容につながるオンラインツールと消費者行動データ取得に関する事前調査
事例調査、学術文献のレビュー等を通じ、行動変容につながる効果的なコミュニケーションツールの要件を特定する。消費者の製品・サービス・資源利用に関する消費と廃棄・排出行動に関するデータの活用方法を検討するため、行動データの種別を整理するとともに、フットプリントデータとの接続方法を検討する。

2. オンラインツールの実装へ向けた概念設計調査
消費者を対象とするオンラインツールの実装へ向け、どのようなデータ収集、蓄積、提示、分析の仕方が実現できるかを提示するため、プロトタイプの概念設計を行う。アウトプットは、消費・廃棄行動に関するビッグデータ活用型の循環領域における研究に活用することを目指す。

今年度の研究概要

令和4年度は、カーボンフットプリントに着目した消費者向けツールの概念設計を引き続き行うとともに、消費者行動データとフットプリント診断結果を活用した研究デザインの検討を行う。

関連する研究課題

課題代表者

小出 瑠

  • 資源循環領域
    国際資源持続性研究室
  • 主任研究員
  • 博士(工学)、修士(政策分析)
  • 工学,政策学
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担当者