- 研究課題コード
- 2022CD029
- 開始/終了年度
- 2020~2022年
- キーワード(日本語)
- 加速器質量分析計,放射性炭素,メタン,分子レベル14C測定,北極,気候変動,放射性炭素
- キーワード(英語)
- accelerator mass spectrometry,radiocarbon,methane,compound specific radiocarbon analysis,Arctic,climate change,radiocarbon
研究概要
北半球陸域面積の1/4を占める極域凍土が地球温暖化により融解し、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)およびメタン(CH4)が大量に放出し、温暖化を加速化することが危惧されている。しかしながら、凍土の分解過程に関する知見は、いまだ乏しい段階にある。本課題では、CO2およびCH4等のガス交換量とその温度特性および凍土の分解特性の詳細な実態把握と関わる微生物が分解する有機物を14C同位体をトレーサーに用いて脂質レベルで解明する。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
CO2およびCH4等のガス交換量とその温度特性および凍土の分解特性の詳細な実態把握に関わる微生物の役割を解明するため、ツンドラ生態系・北方林生態系の凍土活動層及び永久凍土層の凍結融解に伴うガス交換特性と従属栄養微生物の代謝機能(有機物の起源)を調べる。
今年度の研究概要
引き続き、凍土ガス交換計測のシステム作成並びに同位体計測のためのガス採取方法について検討する。
外部との連携
広島県立大学、アラスカ大学
- 関連する研究課題
課題代表者
内田 昌男
- 地球システム領域
- 主幹研究員
- 博士(農学)
- 化学,地学,理学