- 研究課題コード
- 1822CD001
- 開始/終了年度
- 2018~2022年
- キーワード(日本語)
- 社会システム,ボランティア
- キーワード(英語)
- social system,volunteer
研究概要
本研究では、これまでに発展させたボランティア理論を更に精緻化し、意思決定の理論などを参考に新しい理論に発展させる。次に新しい理論をベースにボランティア募集の新しい情報システムを構築する。第三にこのシステムを実際に運用し、参加要因に関するアンケートやアクセスログ解析を適用することにより、ボランティアを募集する組織とボランティア参加者の課題と要望を明らかにして情報システムをそれらに適合させる。このことにより、ボランティア層の拡大と活用を支援する社会的ツールを提供する。
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:政策研究
全体計画
1年目(2018年度)は、主にボランティア参加者、NPO・環境団体および既存の情報システムについて調査を行う。2年目(2019年度)は、調査結果をもとにボランティア—NPOの関係についての一般モデルを構築し、その一般モデルをもとにボランティア獲得情報システムの規範モデルを構築する。3年目(2020年度)は情報システムを適用するための具体的フィールドを調査する。4年目(2021年度)は選定した具体的フィールドに情報システムを実装し、社会実験を行う。5年目(2022年度)は、社会実験の結果を検証し、一般モデルの精緻化を行う。
今年度の研究概要
引き続き、ボランティア参加者の参加理由や参加要因の探索を進める。そのために全国の潜在的ボランティア参加者を対象にウェブベースのアンケート調査の解析を行う。またボランティア情報システムを開発し、現場への適用を試みる。
外部との連携
研究代表者:前田恭伸 (静岡大学工学部教授)
課題代表者
森 保文
- 社会システム領域
地域計画研究室 - シニア研究員
- 博士 (農学)
- 工学,心理学,農学