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令和3年度有害大気汚染物質の健康リスク評価手法等に関する検討等委託業務(令和 3年度)
Commission on investigation of health risk assessment methods for hazardous air pollutants

研究課題コード
2121BY103
開始/終了年度
2021~2021年
キーワード(日本語)
有害大気汚染物質,健康リスク評価,指針値
キーワード(英語)
hazardous air pollutants,health risk assessment,guideline value

研究概要

有害大気汚染物質の環境目標値の基礎となる有害性に係る評価値を算出する基本的な方針として、「今後の有害大気汚染物質対策のあり方について(第七次答申)」(平成15 年中央環境審議会答申)中の「今後の有害大気汚染物質の健康リスク評価のあり方について」及びその別紙「指針値算出の具体的手順」が示された。その後、それらは「今後の有害大気汚染物質対策のあり方について(第十次答申)」(平成26 年4月中央環境審議会)及び「今後の有害大気汚染物質対策のあり方について(第十二次答申)」(令和2年8月、中央環境審議会)において改定がなされた。
本年度は、中環審専門委員会での審議結果や意見を踏まえ、ガイドラインの改定に向けた対応や、有害大気汚染物質の健康リスク評価手法の更なる改善に向けて必要な検討及び資料作成を行うことを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

平成26年4月に全面改定された大気環境指針値設定に関するガイドラインである「今後の有害大気汚染物質に係る健康リスク評価のあり方について」(別紙「指針値設定のための評価値算出の具体的手順」及び付属資料を含む)の「今後の課題と展望」において挙げられた課題等について、今後の指針値設定に資するための検討を複数年度にわたり実施し、その結果も踏まえてガイドラインの再改定案が令和2年に完成した。本年度は、環境省が開催する予定である中環審専門委員会(関連する部会及び専門委員会を含む。)における審議に向けた改定案の検討や、審議に用いる会議資料の作成、審議における指摘事項等に関連する情報収集、分析、取りまとめ、資料の作成等を行う。また、有害大気汚染物質の健康リスク評価手法の更なる改善に向け、免疫毒性を指標とした場合の健康リスク評価に係る考え方等に関する情報等の収集・整理を行うとともに、課題等について取りまとめる。

今年度の研究概要

1)ガイドラインの改定に向けた検討及び資料作成
ガイドラインの改定について、環境省が開催する予定である中央環境審議会における審議に向けた改定案の検討や、審議における指摘事項等に関連する情報収集、分析、取りまとめ、資料の作成を行う。
2)有害大気汚染物質の健康リスク評価手法の更なる改善に向けた検討
有害大気汚染物質の健康リスク評価手法の検討にあたって課題として挙げられた事項のうち、有害性の評価値の算出が現時点で容易ではない毒性について、国内外における健康リスク評価に係る考え方等に関する情報等の収集・整理を行い、有害大気汚染物質の健康リスク評価手法の更なる改善に向けた課題等について取りまとめる。

関連する研究課題
  • 25567 : 環境リスク・健康分野(イ政策対応研究)

課題代表者

大野 浩一

  • 環境リスク・健康領域
    環境リスク科学研究推進室
  • 室長(研究)
portrait

担当者

  • 松本 理
  • 小池 英子環境リスク・健康領域
  • 岡村 有紀
  • 杉浦 智子