- 予算区分
- 基盤研究(C)
- 研究課題コード
- 2121CD003
- 開始/終了年度
- 2021~2021年
- キーワード(日本語)
- 外来種,種分布モデル,気候変動
- キーワード(英語)
- alien species,species distribution model,climate change
研究概要
本研究は「外来種が生息する場所」の推定を通じて、国内未定着の外来種が生息する可能性が高い地域を高解像度にて予測する技術の開発を目指す。本研究は生物分布の規定要因の解明を通じて種分布推定の高度化を図るため、在来種にも応用することで希少種の保全や多様性評価にも利用可能な手法となることが期待される。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
国内未定着種が所属する可能性が高い群集を、生息環境情報や国外の分布から推定する。そして国内でその群集が利用する環境を土地利用や植生データから解析し、群集が利用する生息環境の分布地図を作成する。これに気候に基づく未定着種の分布範囲の予測を組み合わせ、高解像度の未定着種国内分布予測を行う。
今年度の研究概要
本年度はアリに着目し、アリ各種が国内外で利用している土地利用タイプや生息地情報を収集し、本来の生息地を超えて定着した「外来アリ」とほかのアリの間でどのような差異があるかを検証する。
備考
特になし
課題代表者
池上 真木彦
- 生物多様性領域
琵琶湖分室(生物) - 主任研究員