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環境標準物質の開発と応用に関する研究(令和 3年度)
Study on Development of the Environmental Certified Reference Materials and Their Analytical Application

研究課題コード
2125AX141
開始/終了年度
2021~2025年
キーワード(日本語)
認証標準物質,精度管理
キーワード(英語)
Certified Reference Material,QA/QC

研究概要

環境認証標準物質(Certified Reference Material、CRM)に関する知的研究基盤事業は、国内外における環境計測の精度管理に資するため1970年代後半に国立公害研究所発足当初から始まった。日本初のリョウブ(Pepperbush)CRMを作製して以来、天然物を対象とする33種の環境CRMを国内外の研究機関や計測機関などに提供して来た。
このような背景のもと、国内外の環境化学計測における一次データの精度管理やトレーサビリティの確保に資するために有用な環境CRMの作製と提供を目的とする。作製する環境CRMは、環境計測・測定分析において所内外から広く望まれる標準物質の情報を集め、環境基準や国際条約等による環境監視に有用な物質を対象とし、国際規格に合致するCRMの作製を目指す。既存の環境CRMについては、使用期限延長のための長期安定性試験を行うとともに、安定同位体比等の認証値や参考値の追加により利用価値の向上を図る。さらに、これらの標準物質の認証値付与および安定性試験を行う過程で用いられる公定法をはじめとする各種分析手法に関する評価、高精度化あるいは簡便化等の応用研究も行う。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

今中長期計画では、環境計測の精度管理に関する社会的要請に応えるため、環境CRMを新規に複数種開発する。また、既存の環境CRMについて、使用期限延長のための長期安定性試験および参考値付与による高付加価値化を随時実施する。

《新規に作製・開発する環境CRMの計画》
(2021年度)
・シアノトキシン分析用の環境CRMについて長期安定性試験を完了し、安定性評価を行う。頒布開始に向け登録作業を行う。
・今中長期計画中に在庫切れが予想されるNIES CRM No. 13(頭髪)の更新のため、材料の選定等の予備実験にとりかかる。
(2022年度)
・後継CRMの長期保存実験と認証値決定を行う。
(2023年度)
・後継CRMの頒布を開始する。次期標準物質の開発計画の立案を行い、原料収集と仮分析を行う。
(2024年度)
・次期標準物質の長期保存実験と認証値決定を目指す。
(2025年度)
・次期標準物質の完成および頒布を開始するとともに、今期の標準物質開発研究のまとめと中長期的計画の立案を行う。

今年度の研究概要

・シアノトキシン分析用の環境CRMの安定性評価の実施、頒布開始
・生体試料を母材とする環境CRMの作製・頒布に向けた検討の実施
・既存の環境CRMであるゴビ黄砂(No. 30)および都市大気粉塵(No. 28)の参照値付与を目指したSr同位体比の共同分析の実施

備考

研究課題コード:1620AQ023(2016〜2020年度)

関連する研究課題
  • 25586 : 基盤計測業務(ウ知的研究基盤整備)

課題代表者

山川 茜

  • 環境リスク・健康領域
    環境標準研究室
  • 主任研究員
  • 理学博士
  • 地学
portrait

担当者

  • 田中 敦環境リスク・健康領域
  • 家田 曜世環境リスク・健康領域
  • 佐野 友春
  • 永野 公代
  • 宇加地 幸
  • 大西 薫
  • portrait
    伏見 暁洋環境リスク・健康領域