- 予算区分
- CD 文科-科研費
- 研究課題コード
- 1921CD020
- 開始/終了年度
- 2019~2021年
- キーワード(日本語)
- ナッジ,行動変容,行動経済学,フィールド実験,生物多様性保全
- キーワード(英語)
- nudge, behavior change, behavioral economics, field experiment, biodiversity conservation
研究概要
効果的に生物多様性を保全するためには人間行動を把握し、より環境保全を促す行動へと変容させる必要がある。最新の総説では、行動変容を促すための情報提供や金銭的インセンティブ等、介入の効果が整理され、保全行動に結びつく要因がまとめられている。しかし、先行研究の多くは実際の行動ではなく、人々の認識や行動意図、自己報告(Self-report)に基づいて議論を進めており、実際の行動変容を導くには至っていない。介入の効果を過大に評価し、政策等を誤った方向に導いている危険性がある。そのため、実際の人々の行動データに基づいて、人々の行動要因をより正確に把握することが急務である。
本研究では、人々の生物多様性に関する保全行動を解析し、保全行動を変容させる仕組みや要因を明らかにする。
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:政策研究
全体計画
効果的に生物多様性を保全するためには人間行動を把握し、より環境保全を促す行動へと変容させる必要がある。最新の総説では、行動変容を促すための情報提供や金銭的インセンティブ等、介入の効果が整理され、保全行動に結びつく要因がまとめられている。しかし、先行研究の多くは実際の行動ではなく、人々の認識や行動意図、自己報告(Self-report)に基づいて議論を進めており、実際の行動変容を導くには至っていない。介入の効果を過大に評価し、政策等を誤った方向に導いている危険性がある。そのため、実際の人々の行動データに基づいて、人々の行動要因をより正確に把握することが急務である。
本研究では、人々の生物多様性に関する保全行動を解析し、保全行動を変容させる仕組みや要因を明らかにする。
今年度の研究概要
経済分野および保全分野における行動変容に関する文献レビューを進めるとともに、フィールド実験実施に向けた事前準備を開始する。
外部との連携
本研究の受入研究者はDouglas MacMillan教授(University of Kent)である。
課題代表者
久保 雄広
- 生物多様性領域
生物多様性保全計画研究室 - 主任研究員
- 博士(農学)
- 経済学,心理学,農学