- 予算区分
- CD 文科-科研費
- 研究課題コード
- 1618CD029
- 開始/終了年度
- 2016~2018年
- キーワード(日本語)
- 作物モデル,季節予報
- キーワード(英語)
- Crop model,Seasonal forecast
研究概要
温暖化に伴う旱魃や熱波による農業被害の増大が懸念される中、農業気象災害を契機とした食料価格の高騰により、世界的な政治・経済の混乱が助長される危険性がある。本研究では、作物モデル、エネルギーモデル、経済モデルを連携し、季節予報から作物収量のみでなく食料価格の変動をどの程度の精度で予測可能か、また制約要因は何かを明らかにする。
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:
全体計画
初年度は気候データ及び作物関係のデータベース作成、経済関係のデータベース作成、モデルの基本構造の決定などを行う。二年度目には、作物モデルの作成、世界マクロ経済モデルの作成などを行う。最終年度には、作物モデルによる季節予報に基づく再現シミュレーションや、予測精度を定量化するためのシミュレーション分析を行い、政策提言のとりまとめを行う。
今年度の研究概要
基礎データの収集・整備を継続するとともに、作物モデルM-GAEZあるいはその他作物モデルを用いた感度実験ならびに、その実験結果を用いた影響関数の更新を実施する。
外部との連携
本研究は、農研機構農村工学研究部門國光洋二ユニット長が研究代表を務める研究課題への研究分担者としての参画である。
課題代表者
高橋 潔
- 社会システム領域
- 副領域長
- 博士(工学)
- 土木工学,工学