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健康影響の統合データベースHEALSの整備・更新(平成 27年度)
Improvement of HEALS (Health Effects of Alert Systems) database

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
1315ZZ001
開始/終了年度
2013~2015年
キーワード(日本語)
データベース,健康影響,環境影響
キーワード(英語)
database, Health effects, environmental impact

研究概要

前期中期計画の5ヵ年で開発し、現在公開中の健康影響予測システムのための統合データベースHEALS(http://idenshi.nies.go.jp/heals/index.html)の整備・機能の更新を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

HEALSは、動物や細胞実験による化学物質の毒性情報、作用メカニズム情報、遺伝子発現情報、疫学情報や疾患情報等を収集して、類型化するためのツールである。限られた情報から効果的に健康リスクや生体影響を評価するためのツールとして役立つ事が期待される。そのため、前期中期計画の5ヵ年で開発し、公開中の健康影響予測システムのための統合データベースHEALSをさらに整備・機能を更新し、効率のよい運用を図る。

今年度の研究概要

今年度も引き続き、(1) ChemToxGenの整備・更新について、DNA損傷を引き起こす環境化学物質の整理とこれに対応したヒトの体内曝露量について文献データの収集を行う。
(2) pCECの整備・更新については、昨年度に整備したナノ粒子曝露による遺伝子発現プロファイリングを搭載して、解析結果を公開する。
(3) ChemArray DB(ダイオキシン応答性遺伝子データベース)については、定期的な動作確認を行う。
(4) MULCEHの整備・更新については、ベイジアンネットワーク解析ツールRX-TAOGENの管理運営を定期的に行い、さらにRX-TAOGENを活用した事例研究として、IARC発がん物質のマイクロアレイデータとNTP毒性情報を用いて、毒性発現経路AOPに基づく、ネットワーク特徴づけによる予測手法の確立を目指す。

外部との連携

ChemArray DBの運用については、東京大学大迫准教授、MULCEHの整備・更新については、京都大学藤渕教授の協力によって実施した。

課題代表者

曽根 秀子

担当者