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有機指標成分を用いた大気微小粒子の起源と動態の解析(平成 27年度)
Analysis of source and behavior of atmospheric fine particles using organic markers

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
1415AQ001
開始/終了年度
2014~2015年
キーワード(日本語)
大気微小粒子,PM2.5,有機指標成分,CMB
キーワード(英語)
atmospheric fine particles, PM2.5, organic markers, CMB

研究概要

自動車や工場などの大規模発生源の排出削減によって,大気微小粒子に及ぼす二次生成粒子や自然起源粒子の寄与が増加してきた。有機物を主体する粒子(有機粒子)は,一次粒子・二次粒子の大きな割合を占めるにもかかわらず,その起源や動態の解明が遅れている。本研究では,大気微小粒子に含まれる一次及び二次の有機指標成分(発生源の指標となる有機成分)を測定し,ケミカルマスバランス(CMB)法等による解析を行い,その起源や環境動態に関する知見を得ることを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

大気微小粒子に含まれるレボグルコサンなどの有機指標成分の多成分測定法を開発する。そのうえで,大気微小粒子や発生源試料に含まれる一次・二次有機指標成分や炭素成分(EC/OC)を測定し,CMB法等を用いて,大気微小粒子の起源や動態を解析する。

今年度の研究概要

1.誘導体化GC/MSによる野焼き排出粒子および関東郊外大気微小粒子中のレボグルコサン等有機マーカーの測定・定量。2.有機マーカー等の測定値を用いたCMB法による発生源寄与推定の実施。

備考

・所内公募型提案研究「未規制燃焼由来粒子状物質の動態解明と毒性評価」
・推進費 1517BD001 「PM2.5予測精度向上のためのモデル・発生源データの改良とエアロゾル揮発特性の評価」
・推進費 1517BD001 「燃焼発生源における希釈法による凝縮性一次粒子揮発特性の評価法の確立」

課題代表者

伏見 暁洋

  • 環境リスク・健康領域
    計測化学研究室
  • 主幹研究員
  • 博士(工学)
  • 工学
portrait

担当者

  • 田邊 潔