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オゾン層変動と成層圏-対流圏大気変動との間の相互作用に関する研究(平成 25年度)
A study on the interactions between the ozone layer variations and the stratopshere-troposphere variations

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
0913AQ001
開始/終了年度
2009~2013年
キーワード(日本語)
オゾン層,成層圏,対流圏,相互作用,長期変動
キーワード(英語)
ozone layer, stratosphere, troposphere, interaction, long term variation

研究概要

オゾン層は様々な原因で変動する。その変動の原因を明らかにすることと同時に、その変動が成層圏大気および対流圏大気に及ぼす影響を調べることも、オゾン層と成層圏、対流圏との間の相互作用を理解する上で必要である。本研究では、これらの相互作用を含めた新しい化学気候モデル(新しい気候モデルをベースにした化学気候モデル)を開発し、そのモデルを用いた温室効果気体、オゾン層破壊物質濃度のシナリオ実験を行い、オゾン層と成層圏、対流圏の間の相互作用の過程を明らかにすること目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

2009: MIROC3.2に化学反応や放射に関する大気の球面効果を導入して、新しい化学気候モデルの開発を行う。
2010: 新化学気候モデルに太陽変動、火山爆発、赤道大気準2年振動の変動を与えるためのスキームの開発を行う。
2011: 温室効果気体およびオゾン層破壊物質濃度のシナリオ(過去および将来)に沿った数値実験を行う。
2012: 温室効果気体、オゾン層破壊物質濃度、太陽11年周期変動などの長期変動、および火山爆発や赤道大気準2年振動などがオゾン層に及ぼす影響についての解析を行う。
2013: これらの要因で生じたオゾン層変動が成層圏大気や対流圏大気の気象場(気温、風速、大気波動伝搬)に及ぼす影響について解析を行う。

今年度の研究概要

新化学気候モデルを用いた1960〜2100年の期間のオゾン層の長期変動の数値実験を、昨年度に引き続き行ってその結果を解析し、オゾン層変動が成層圏大気や対流圏大気の気象場(気温、風速、大気波動伝搬)に及ぼす影響を明らかにする。

課題代表者

秋吉 英治

  • 地球システム領域
    気候モデリング・解析研究室
  • シニア研究員
  • 博士 (理学)
  • 物理学,地学,コンピュータ科学
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